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2003年10月28日(火)
もう運動会の季節でもないのですが、あのCMを見る度に実は涙ぐんでいました。 運動会に向けて女の子が家で逆立ちの練習をしていて、もう腕がぶるぶるしちゃって泣いちゃっているのですが運動会当日には見事立派に笑顔で逆立ちをしているところを両親がビデオに撮っている、というハンディカムビデオのCMなのですが、もう泣けますよ。 だって、あの子は家で練習してる時には腕が震えちゃって涙まで流しちゃってるんですよ? それだけ出来ないんですよ、逆立ちが。でも運動会で、あんなトラックの中で演技するのに自分だけ出来ないわけにはいかなくって、きっと学校でも体育の時間に練習とかさせられてて、出来ない子は家で練習してきなさいとか先生に言われたに違いないんですよ。 嫌だけどあの子は一生懸命に、親を相手に日曜の昼下がりに運動会に向けて練習しているわけですよ。本当にもう嫌で嫌でたまんなくて、運動なんか雨で中止になってしまえばいいと思いながらも、頑張るわけです。泣いちゃっても練習するのです。もうなんで出来ないのか自分でも情けなくて腹立たしいわけですよ。 泣きたくないのに泣きながら練習する自分を、両親は微笑みながらホームビデオに納めたあげくに「本番はにっこり笑顔だぞ〜にーっこり」とか無理難題を言ってくるわけなのですよ。 腹立たしい事この上なく、出来ないよ! と泣き言を言いたいに違いないのですが、言った所で出来ないと困るのは自分だと言われるのがわかってて、そんな文句も言えないのです。 クラスの子達が次々と逆立ちが出来るようになって行く中、彼女はなかなかうまく出来ないのですが、夜寝る前にベッドの上で一人練習をしたりと、毎日毎日、ちゃんと本番出来るのかどうかという不安と一人闘っていき、そしていざ本番を迎えてみると……。 それまでの練習の成果を発揮する事が出来て彼女は笑顔で見事演技する事が出来るのです! 一人地道に頑張った彼女の勝利の瞬間ですよ! あの子の努力が報われた時なのですよ! 素晴らしい! あのCMを見る度にあの子の努力を思って涙が出そうになります。 そして無責任に本番は笑顔〜などと言っている父親に怒りを覚えていたりします。 きっとね、運動会の後で、ほら、やれば出来るだろ? とかまた無責任にあの子の努力の結果を一束ねにしてしまうような発言をして私の怒りをかったりするのですよ。 いやぁこれだけ想像力をかきたててくれるCMも久しぶりです。 別に私、運動会が嫌だなどと一度も思った事がないんですけどね。
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