朝の定例の窓開けは猫ズを移し々、一部屋毎行うのが恒例だ。
畳部屋の窓開け時、猫ズはリビングへ。
またリビングの窓開け時は、猫ズは畳部屋へといった具合だ。
なぜなら網戸をしっかり閉めても、網ごと突き破って出て行ってしまうからだ。
おかげでちぎれた網戸が、風にひらひらなびいておる。
今日、どういうわけかサリーだけが向こうの方で
御大臣座りなんかしちゃってなかなか畳部屋に入ろうとしない。
追いかけるとサリーは猛然と逃げて、作り付けの棚の裏の狭い隙間に隠れてしまった。
朝食前でお腹は空いている、猫ズのトイレ掃除、植木の水やり、
台所の片付け、猫ズのごはん、掃除機かけ、風呂にも入りたいetc
朝の用事がてんこ盛りな時に、ワシの頭のスイッチが切れた。
深呼吸して数をかぞえて、気持ちを鎮めてみる。
これは気付きのチャンスだ、とオーバーなことまで考える。
猫なで声でサリーをおびき寄せるが出てこない。
ワシ、逆鱗とはこういうことかと思った。
ビリビリしたワシの態度に雪や花やミイがびびっている。
結局、棚から離れて傍観を決めてから2〜3時間後に
サリーは自分から出てきた。
壁についた爪あとを見て、またスイッチが切れかかったが
お腹を出してひっくり返ってみせるサリーにそれ以上怒れなくなってしまった。
むしろワシの八つ当たりを受けた雪、花、ミイがまだびびり続けて
ワシの前を横目でほふく前進している。ごめん。
ああ結局、猫ズにはかなわないのだ。
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