| 2009年10月29日(木) |
本州最南端ウォーカー その6 |
〜ホエールウォッチング4時間船に乗る〜
当日の早朝、ホエールウォッチングの電話予約をしました。
料金は7000円。結構高いな。
ホームページを見たと言えば1000円割引になるので
(気持ちの上では口角泡を飛ばす勢いで見た!見た!と)伝えました。
天候具合により出発時間が変更になって9時頃出航。(ホントは6時)
中規模の漁船?で乗り込んだのは20名くらい。


最初は大海原を堪能する余裕があった。 気持ちいい〜

しかし出航してから1時間経ち、2時間経ち。 海は荒れ模様。船体のアップダウンにうぇとなりそうなところ 気を紛らわすように踏ん張った。
ワ〜とかキャ〜とか期待とガッガリの声も 最初のうちは出ていたが 荒れる海に次第に声も聞こえなくなる。 遠くにイルカが見えた、と乗客の声がする。 ワシの座っている方からは確認できず。
と思っていたら 目線の先の方に、しぶきをあげてきらっと光る黒いヒレが見えた。 ような気がしたのだ。 こんな感じ↓

ワシの残像のオヒレが鯨だったらと思うとわくわくする。 (見間違いかなあ?と、下船してから係りの人に尋ねてみると あながちそうでもないらしい。)
12時半頃帰港。約4時間の乗船だった。 うぇ、を紛らわせるために気張っていたせいか あっという間だった。
ホエールウォッチング体験のホームページを見つけたので 今回軽い気持ちで申し込んだ。 海に出れば鯨やイルカに会えるものだと 漠然と思っていたことにあとから気がついた。 海はテーマパークではないのだ。自然なのだ。 季節や天候や鯨やイルカや魚たちの生態系を知って添って 出会うことが出来るだ、とこれもあとから思った。
最初にホエールウォッチングの係員の人に感じた違和感はこれだったのだ。 たぶん係員の人は、今日沖に出れば鯨やイルカたちに出会うかどうかの 目測はついているだろう。出会わないだろうけど商売として船を出す 気まずさと、鯨やイルカたちに会えると思っている客たちの傲慢に対する ジレンマとかそういうものがワシには違和感として感じられたのだ。 これもあとからワシなりにわかったことだった。
いつか鯨やイルカに会いたいなあ。大海原の中で。
〜帰途へ〜(つづく)
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