Monologue

2010年01月04日(月) こんなおやっさんはイヤだ!(『仮面ライダーW』ネタ)

(映画『仮面ライダーW・ビギンズ・ナイト』で『地球の本棚』で、
  おやっさんこと鳴海荘吉が白い服の少年に名前を尋ねるシーン)

荘吉 「お前、名前は?」

少年 「(無言で首を横に振る)」

荘吉 「そうか・・・じゃ、俺が良い名前を付けてやろう・・・耕助。」

少年 「こう・・・すけ?」

荘吉  「ああ、いつもヨレヨレの着物を着て、フケだらけのモジャモジャ頭を掻きながら、
     猟奇事件を解決する探偵の名前だ。」

少年 「(無言で首を横に振る)」

荘吉 「何?耕助じゃ不満か?それじゃ・・・小五郎はどうだ?」

少年 「こご・・・ろう?」

荘吉  「ああ、ダンディな青年紳士の印象が強い探偵だが、初登場の時は
     ボサボサ頭に汚い和服姿だった・・・(名探偵コナン2巻より引用)。」

少年 「(やっぱり無言で首を横に振る)」

荘吉 「何?小五郎もイヤなのか?・・・それじゃ・・・平次はどうだ?」

少年 「(無言で首を横に振りながら、眉間に縦ジワを寄せる)」

荘吉 「何?それじゃぁ・・・。」

(以下同様のやりとりが数回繰り返された後・・・)

荘吉 「・・・任三郎もイヤか?さすがの俺も、知ってる日本の名探偵が残り少なくなって
    来ちまったぜ。う〜ん・・・」

少年 「じゃ、たとえば外国の名探偵の名前とか・・・」

荘吉 「そうだ!じゃ、六郎はどうだ?」

少年 「ろく・・・ろう?」

荘吉 「ああ、たった5分で解決出来る簡単な事件を放送時間いっぱいの33分まで何とか
    もたせる迷・・・いや名探偵の名だ。」

少年「(めいっぱい激しく首を横に振る。)」

荘吉 「何?六郎もイヤなのか?
    ま、考えてみたら『仮面ライダーW』の放送時間は33分も無かったっけな。
    それじゃあ、大五郎はどうだ?天下一の名探偵だぜ・・・」

(少年が『フィリップ』と云う名前で呼ばれる様になるのは、まだまだまだまだ・・・・(以下略)先の話である・・・なんてネ!)


おまけ 「こんな翔太郎はイヤだ!」


(結局 名前を付けて貰えないまま、研究所を脱出した白い服の少年に翔太郎が尋ねる。)

翔太郎 「お前、名前は?」

少年  「(無言で首を横に振る)」

翔太郎 「そっか・・・。じゃ俺がとびっきりハード・ボイルドな名前を付けてやるよ。
     藤兵衛ってのはどうだ?」

少年「とう・・・・べえ・・・?」

翔太郎 「ハード・ボイルドなおやっさんの前の代のおやっさんの名前なんだってさ!
     由緒ある名前らしいぜ!」

少年 「(あまりのショックに言葉を失う)・・・・。」

翔太郎 「気に入ったか?よっしゃ!じゃ今日からお前の名前は藤兵衛だ!
     よろしくな!藤兵衛!」


藤兵衛(?)「・・・・・・・。」


・・・・・・・これで決まりだ!!


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