Monologue

2007年03月02日(金) 吼えろ!

某エステの無料体験券を頂いたので、退社後マッサージをして貰いに行く。

その店は名前を言えば、知らない人はいない程の超有名店だけあって、
カウンセリングや接客態度も丁寧で行き届いていてかなり好感が持てた。

(同じ位に有名でも、やたら勧誘ばかりして来たり、
「どうせ『無料体験』しか受けられないんでしょ?」と言わんばかりに馬鹿にした様な態度をしたり、
サンプルの使用法を尋いただけなのに
「先刻、私がやったのを見てなかったんですか?」と頭ごなしに怒鳴りつけたりした某店とは天地の差である)

マッサージは本当に本当に本当に気持ちが良かった。

あまりの気持ち良さに、つい眠ってしまう・・・と云うのは他の店でも有る事だが、今回は眠ってしまった後、
妙に身体が熱くて堪らず何故か途中で瞳を覚ましてしまった。

寝苦しそうに飛び起きた私に向かって、
「びび様(仮名)
物凄く沢山の汗を掻いてらっしゃいますね」

エステティシャンの方曰く、私は、
「悪いモノを身体の中に溜め込んでしまいがち、しかも、それを排出するのが不得手な体質」なのだそうだ。

確かに、その通りだ。

それは極度の冷え性だとか、普段あまり汗を掻かない等、身体面に現れる症状だけでは無い。

他人に嫌われたり捨てられたりするのが物凄く怖いし、辛い事が有っても弱音を吐けず、つい笑顔で頑張ってしまう。

「なんであたしばっかりえがおであいさつしなくちゃならないの?なんであたしばっかりあやまらなくちゃならないの?なんであたしにばっかりそんなひどいいいかたするの?なんでちゃんとおしえてくれないのにおぼえてないとかせめるの?なんであたしばっかりそんしなくちゃならないの?なんであたしばっかり?なんであたしばっかり?なんであたしばっか・・・」

・・・と云う負の感情を要領良く排出出来ずに溜め込んでしまい、
やがてそれは『ストレス』と云う膿に変化して心だけで無く身体も蝕んで行く。


エステティシャンの方の優しい手で撫でられた事に誘引された所為で
ドッ!と大量に吹き出た汗は、
まるで素直になれない私の心に代って、身体が涙を流してくれたかの様だった。


(でも、そんなに良いマッサージをして頂いたた癖に結局お金が足りなくて入会を諦めざるを得なかった・・・残念)


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ななか [HOMEPAGE]