『発掘!あるある大事典2』の打ち切りが決定したそうである。
原因は皆様もご存知の通り、 「実験結果を捏造していた」と云う事実が発覚した事に依り、 番組の信用が失墜してしまったから。
つい先日、番組内で取り上げられた『納豆』が大量に売れ、 食品売場から『納豆』が姿を消し、 毎朝欠かさず食べていた『納豆』が入手出来なくなると云う驚きの事態が有ったばかりなのに、 依りに依って、その『納豆』の実験データが虚偽だったと云うのだ。
「納豆を食べ続けて家族に笑われました。番組は二度と観たくありません!」 「不信感はぬぐえない。視聴者をばかにするな」等・・・ TV局や番組のHPには苦情のメールや電話が殺到したそうである。
数年前、 デパートの試食係のバイトをしていた時、 バナナの試食でお店に行ったら、 前日に『あるある』でバナナが取り上げられてしまった為、 私が二日間掛けて売る筈だったバナナが、一本も無くなってしまい、 仕方無く、青果売場の包装の手伝いをして過ごした。
また別の現場に行ったら、 その店のマネージャーさんが、 「明日は『あるある』でアボガドが取り上げられますので、 それに合わせて3000個入荷してます!」と言われ、 (そんなに売れるのかなぁ・・・)と半信半疑でいたのだが、 放送が有った次の日、 あっ!と云う間に完売してしまった。
完売後も、 「アボガドは無いんですか?」とお客様から何度も質問されて途方に暮れた事を想起する。
それ程までに影響力のある番組だっただけに、 腹が立つ・・・と云うよりも、何だか勿体無い気がする。
確かな信用を築き上げるのには時間も労力も膨大に必要だが、 それを崩すのはあまりにも容易い。
毎週、毎週、毎週、 効果的な実験データを算出するのは大変だろうが、 「嘘なんか吐かずに真面目に誠実に」してれば、 ずっと人気番組でいられた筈なのに・・・と想ってしまう私は、 やっぱり世間知らずの甘ちゃんなのだろうか?
|