Monologue

2007年01月16日(火) 藍より淡し

友人ボマーな貴婦人Hさんと二人で恒例の『ものづくり体験』をしに原宿へ行く。

本日の体験は『和陶絵付』
つまり判り易く云うと『食器に絵を描く』事。

楕円形の素焼の皿に、
藍色の絵具をお茶で溶いた染料で『さやえんどう』か『アスパラ』か、
どちらか好きな野菜を描く。
ちなみに染料を溶くお茶は発色を良くする為に、
わざわざ腐らせてあるのだそうだ。
奥が深い・・・


一度描いた絵は修正出来ないので、
本番用のお皿に描く前に見本用のお皿を使って何度か練習をする。

『濃』と『淡』に溶き分けた2種類の藍の絵具を筆に含ませて、
見本を参考に私は『さやえんどう』を、Hさんは『アスパラ』を描く。

「コツは線を引く途中で筆を止めない事。
躊躇せず想い切って大胆に線を引いて下さい」

先生の指示に従って、
「えいやッ!」と想い切って皿の上に線を引いたてみたら、
予想以上に良い感じに描けた。

「イイですね!大胆で想い切りの良い線が引けてますよ!」

先生が褒めて下さった、「大胆・想い切り良い・躊躇しない」と云う点は
普段の日常生活や歌や朗読の稽古等で『短所』だと言われる事が多い
私の生来の性質だ。

「元気なのを通り越して乱暴で雑!もっと繊細で丁寧に神経細やかに!」と、
いつも周囲から注意されているので、
想いのままスッと引いた線が褒められたのは、
ありのままの自分が認められたみたいで何だか嬉しかった。

(もちろんお世辞だと想いますが(^^ゞ))

また『さやえんどう』の房が三日月の形に似ていたので
月を想いながら描くのも楽しかった。

相方のHさんは『アスパラ』のトゲ(?)を描くのに苦戦していた。

アトランダム・・・
要するに適当にバラバラな向きや大きさで描いた方が『野菜らしい』のだが、
几帳面な彼女が描くと向きも大きさも均一に揃ってしまうのだ。

彼女の場合は、もっと緻密で繊細な模様を描かせたら、
とても綺麗に仕上げるに違いない。
(でも『アスパラ』も、とっても可愛く描けていた)


ところで先生曰く、私は『和陶絵付』に向いているらしい。

「大胆で想い切りが良く細かい作業が苦手で何事も適当」な
私が向いてる事なんて、
そうそう有るとは想えないので、お金と時間を作れたら是非挑戦してみたいと想った。


決して体験の時にお世話になったO先生がイケメンで格好良かったからではない・・・断じて!


だって私にはM嶋君が・・・(←言ってろ)



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