Monologue

2006年10月30日(月) 選択の自由

ダンスの稽古帰りに、ふと立ち寄った本屋の店内に、
一人の女性が『DETH・NOTE』を手にレジに並んでいた。

それだけならば全く大した事では無いのだが、
彼女のお腹が大きく膨らんでいるのに気付いた私はかなり吃驚してしまった!

「ちょっとアナタ!
仮にも妊婦さんが『DETH・NOTE』を読むなんて駄目デス!
あまりにも胎教に悪過ぎますデス!」

・・・と、想わず見ず知らずの人に注意しそうになってしまった。


それにしても、
お母さんが『DETH・NOTE』を読んでいる時、彼女のお腹の中の赤ちゃんは、
一体どんな事を感じているんだろう?と、
想像しただけで寒気がしてしまった。


ただでさえ現代は情報が過剰に氾濫し過ぎている為、成長途中の子供の成長に悪影響を与える危険な情報が、純粋無垢な子供達の瞳に灼き付けられてしまう。

本来、それを防ぐのが親の役目で有る筈なのに・・・

もし本当にキラみたいな子供が産まれてしまったら、どうするのだ?


そもそも『毒』を含んだ所謂『不道徳』な本を読むかどうか?と云う選択は、
ある程度成長してから本人が自分の意志で決定するモノだと想う。


『DETH・NOTE』とか 『ベルセルク』とか『ザ・殺人術』とか『家畜人ヤプー』とか『黒魔術の手帳』とか『江戸川乱歩全集』とか『SMスナイパー』とか『同人誌』とか『仮面ライダーカブト写真集』とか・・・

やっぱりお母さんは、
上記に挙げた様な『本』が、
ある日、子供の本棚に並んでいるのを偶然発見して唖然とする存在であって欲しいと想う。


ウチの母みたいに・・・
(こんな娘で本当にゴメンね、母さん(^^;))


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