『ZABADAKwithリヴェンデル』のプラネタリウム・ライブを観に 『郷土と天文の博物館』に行く。
しとしと降る雨の中、傘を差して星空を観に行くなんて乙だなぁ、と一人悦に入りながら、 会場への道をホテホテ歩く。
会場は公共の施設な所為か、 普段行っているライブ・ハウスや劇場と違い、 日常生活から逸脱している様な静謐な印象を受ける。 『受付』でも博物館の職員らしいナイスミドルな叔父様達が応対して下さった。
『ZABADAK』のアコースティックギターと澄んだ歌声&『リヴェンデル』のアコーディオンと アイリッシュハープの響きがジョイントした美しく優しい音楽に包まれながら 満天の星空を眺めると云う趣向の『プラネタリウム・ライブ』を心から楽しもうと 日常生活の猥雑さを断ち切るべく、今日はわざと携帯電話を家に置いて来た。
だが、館内の階段脇に博物館の一番上の天井からワイヤーで下へ吊り下げられた 『フーコーの振り子』や惑星が描かれたステンド・グラス等を観て、
(やっぱり携帯を持って来て写真を撮れば良かったかも?)と、一瞬後悔。
だが、そもそも博物館内は写真撮影禁止なのだ。 やはり持って来なくて正解。
当初、私はただ星空の下で音楽を楽しむだけなのかと想っていたのだが、 ちゃんとプラネタリウム専門のナレーターの方がいらして、 演奏の合間に『今夜の星空の案内』や『星座の探し方』等のお話をして下さった。
普段何気無く眺めている夜空の星達にさまざまな物語が有る事、 子供の頃は星座が大好きで、 神話の本も沢山読んでいた事を懐かしく想い浮かべながら星空を眺める。
まるで旋律の間からキラキラと光がこぼれる様な『ZABDAK』のサウンドと 無数の星たちが美しいハーモニィを奏でる心身共に癒される至福の空間・・・
後日『ZABADAK』のHPで吉良さんの『日記』を拝読させて頂いたら リクライニングシートに座ってゆったり聴いている私達はとても心穏やかだったが、 暗闇の中で演奏をなさっていたバンドの皆様はスリリングで大変だったそうだ。 そう云えば、 「ここ暗いんですよ ちょっと其処に有る鈴を取るだけでも、もう盲牌状態」と、 女性ヴォーカルの小峰さんもおっしゃっていた。
さて『プラネタリウム』をご覧になった事が有る方はご承知だろうが、 投影の最初から星が出ているのでは無く、まず太陽が沈む処から始まる。
“皆様の頭上に在る白くて丸いのが太陽です。 この太陽がゆっくりと動いて西の空に沈んで行って、 星空が出るまでの間に2曲お願いします”
アナウンスの方がそう言い終えると、 西の空に向かって動いて行く太陽の動きに合わせて、 ギターとアコーディオンが澄んだ旋律を奏で始める・・・と思いきや、
「あ、ごめん!ちょっと待って!」
『ZABADAK』のリーダー吉良知彦さんが突然声を上げた為、演奏が中断してしまった。
『ZABADAK』のライブ中には割と良く有るので、 さして珍しくない出来事なのだが、
“はい!では太陽も一旦止めます!”と、 ナレーターの方が慌てて太陽の動きをピタッ!と止めてしまったのは可笑しかった。
ライブ終了間近、太陽が昇り始める時にも、 「ねぇ、もう一回やろうよ」とまたも演奏を止めてしまい、やり直しをなさっていた。
ライブの時もそうだが、最初と最後の曲は一際緊張なさってしまうのだろうか?
それとも・・・もしやお約束だったりして?(^^;)
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