Monologue

2003年03月10日(月) プレビュー公演

三谷幸喜さん演出の舞台『オケピ!』を観て来た。

前評判も高いこのミュージカルvv
だが、チケット発売当日にうっかり寝坊した為、
本公演のチケットはあっ!と云う間にソールド・アウトしてしまい、その前に4日間行われている『プレビュー公演』しか取る事が出来なかったのだ。


ところで・・・・・・・『プレビュー公演』て何だろう?(←舞台FANに有るまじき発言(^^;))

以前から疑問に感じていたのだが、
内容は本舞台と同じ筈なのに、何故かチケット代が本公演よりも1000円以上も安くなっているのは何故だろう?

首を捻りながらも、判明しないまま当日を迎えてしまい、
とりあえず『青山劇場』へ行く。

『青山劇場』・・・・・・・デカイ!!!

今まで『青山円形劇場』(同場所ですがちょっと小さめ)にしか行った事が無かったので、
『青山劇場』の大きさに改めて吃驚する(←舞台FANに有るまじき発言、その2(^^;;)
やっぱり普段『小劇団系』を観る方が多いからなぁ、そっちの方が好きだし)


私の席は2階席の一番前のほぼ真中(A席ですがまぁまぁ良いv)

舞台全体が見渡せる事は勿論、
手前の『オーケストラ・ピット』の中まで丸見え(イヤンv)と云う
見晴らしが良く素敵な席なのだが、
大劇場の2階席だけあって、かなり高くて・・・・・・怖い(汗)

(もちろん値段の事ばかりじゃ無く・・・・・(バキッ!))

少々ビビリながら座っていると、何と舞台に三谷幸喜さんがご登場!!

ご自分が表紙になった演劇雑誌の宣伝や、出演者の一人小日向文世さんが表紙になっている雑誌『デューダ』の宣伝をした後、

「今日までの公演はプレビュー公演です」と話し始めた。

「『オケピ!』は明日、ようやく初日を迎えます。
 つまり実際の本番は明日からなのです。
 では、この今日までの4日間の『プレビュー公演』とは一体何なのか?と云うと……」

(是非、何なのか説明して下さい)と、こわごわ上半身を乗り出し、耳を傾ける無知なワタクシ・・・・・・

「ミュージカルはいろいろ大変なんです・・・・・・」

三谷さん(^^)は溜息を一つ吐くと

「生オーケストラの音や役者さんが付けているピン・マイクの音の具合や歌などの調整、そして演技や台詞に依る反応は、やはりお客様が客席に居ないと感じが掴めないんです。
だから『ミュージカル』の場合は『プレビュー公演』と銘打って、少々安い料金で観て頂いたお客様の反応を見て、いろいろ修正や調整をします。

つまり、あなたがたは『中途半端なモノ』を観せられている訳です!」

・・・・・・そうか、そうだったのか『プレビュー公演』て・・・・・・(−−)

だから安かったのか、と納得しつつも別に腹は立たない。
つまりお客様を入れた状態の『ゲネプロ』(リハーサルの意)だ。

それは確かに必要な事だし、
基本的に『ゲネプロ』は本番と同じと云う前提なので、役者さんは全力投球して下さる筈・・・・・・

「でも、これは『ミュージカル』なら必要不可欠な事なんです」

三谷さん(^^)は更に語る。

「アメリカでも、まず『ボストン』で『プレビュー』を何回も上演してから『ブロード・ウェイ』へ演目を持って行くんです、

だから・・・・・・此処は『ボストン』だと想いましょう!!」

ドッ!と客席が沸く。

やっぱり三谷さん(^^)の喋りは面白いなぁ♪

この方がTVにゲスト出演なさったりする度、ワクワクしてしまう。

さて・・・・・

『オケピ』本編は上演時間3時間半!!(別途:休憩20分)

“『スラップ・スティック』より長く『ニンゲンご破算』よりちょっと短い”とは三谷さん(^^)談

(そんなコメント、かなりの舞台FANで無いと意味が判りませんてば(笑))


華やかなミュージカルの舞台下のオーケストラ・ピット(通称『オケピ』)に居る人達の日常がコメディタッチで描かれる。

恋愛関係がもつれ合った男女達、初舞台で緊張している若者、副業のマルチ商法の営業をする男などが、白井晃さん演じるコンダクターにいろいろな相談を持ち掛けて来る。
メンバー達の悩みは解決し、舞台上のミュージカルも無事終了するのだが、唯一コンダクターの悩みだけは解決しないまま物語は終わってしまう。

舞台の上ではドラマティックな物語が展開されているのに『オケピ』では小さな事件は起こるものの単調な毎日の繰り返し・・・・・・

特に手に汗握る展開も無く、物語はまったりとした進行してしまった。





(続く)


 < BACK  INDEX  NEXT>


ななか [HOMEPAGE]