三谷幸喜さん演出の舞台『オケピ!』を観て来た。
前評判も高いこのミュージカルvv だが、チケット発売当日にうっかり寝坊した為、 本公演のチケットはあっ!と云う間にソールド・アウトしてしまい、その前に4日間行われている『プレビュー公演』しか取る事が出来なかったのだ。
ところで・・・・・・・『プレビュー公演』て何だろう?(←舞台FANに有るまじき発言(^^;))
以前から疑問に感じていたのだが、 内容は本舞台と同じ筈なのに、何故かチケット代が本公演よりも1000円以上も安くなっているのは何故だろう?
首を捻りながらも、判明しないまま当日を迎えてしまい、 とりあえず『青山劇場』へ行く。
『青山劇場』・・・・・・・デカイ!!!
今まで『青山円形劇場』(同場所ですがちょっと小さめ)にしか行った事が無かったので、 『青山劇場』の大きさに改めて吃驚する(←舞台FANに有るまじき発言、その2(^^;;) やっぱり普段『小劇団系』を観る方が多いからなぁ、そっちの方が好きだし)
私の席は2階席の一番前のほぼ真中(A席ですがまぁまぁ良いv)
舞台全体が見渡せる事は勿論、 手前の『オーケストラ・ピット』の中まで丸見え(イヤンv)と云う 見晴らしが良く素敵な席なのだが、 大劇場の2階席だけあって、かなり高くて・・・・・・怖い(汗)
(もちろん値段の事ばかりじゃ無く・・・・・(バキッ!))
少々ビビリながら座っていると、何と舞台に三谷幸喜さんがご登場!!
ご自分が表紙になった演劇雑誌の宣伝や、出演者の一人小日向文世さんが表紙になっている雑誌『デューダ』の宣伝をした後、
「今日までの公演はプレビュー公演です」と話し始めた。
「『オケピ!』は明日、ようやく初日を迎えます。 つまり実際の本番は明日からなのです。 では、この今日までの4日間の『プレビュー公演』とは一体何なのか?と云うと……」
(是非、何なのか説明して下さい)と、こわごわ上半身を乗り出し、耳を傾ける無知なワタクシ・・・・・・
「ミュージカルはいろいろ大変なんです・・・・・・」
三谷さん(^^)は溜息を一つ吐くと
「生オーケストラの音や役者さんが付けているピン・マイクの音の具合や歌などの調整、そして演技や台詞に依る反応は、やはりお客様が客席に居ないと感じが掴めないんです。 だから『ミュージカル』の場合は『プレビュー公演』と銘打って、少々安い料金で観て頂いたお客様の反応を見て、いろいろ修正や調整をします。
つまり、あなたがたは『中途半端なモノ』を観せられている訳です!」
・・・・・・そうか、そうだったのか『プレビュー公演』て・・・・・・(−−)
だから安かったのか、と納得しつつも別に腹は立たない。 つまりお客様を入れた状態の『ゲネプロ』(リハーサルの意)だ。
それは確かに必要な事だし、 基本的に『ゲネプロ』は本番と同じと云う前提なので、役者さんは全力投球して下さる筈・・・・・・
「でも、これは『ミュージカル』なら必要不可欠な事なんです」
三谷さん(^^)は更に語る。
「アメリカでも、まず『ボストン』で『プレビュー』を何回も上演してから『ブロード・ウェイ』へ演目を持って行くんです、
だから・・・・・・此処は『ボストン』だと想いましょう!!」
ドッ!と客席が沸く。
やっぱり三谷さん(^^)の喋りは面白いなぁ♪
この方がTVにゲスト出演なさったりする度、ワクワクしてしまう。
さて・・・・・
『オケピ』本編は上演時間3時間半!!(別途:休憩20分)
“『スラップ・スティック』より長く『ニンゲンご破算』よりちょっと短い”とは三谷さん(^^)談
(そんなコメント、かなりの舞台FANで無いと意味が判りませんてば(笑))
華やかなミュージカルの舞台下のオーケストラ・ピット(通称『オケピ』)に居る人達の日常がコメディタッチで描かれる。
恋愛関係がもつれ合った男女達、初舞台で緊張している若者、副業のマルチ商法の営業をする男などが、白井晃さん演じるコンダクターにいろいろな相談を持ち掛けて来る。 メンバー達の悩みは解決し、舞台上のミュージカルも無事終了するのだが、唯一コンダクターの悩みだけは解決しないまま物語は終わってしまう。
舞台の上ではドラマティックな物語が展開されているのに『オケピ』では小さな事件は起こるものの単調な毎日の繰り返し・・・・・・
特に手に汗握る展開も無く、物語はまったりとした進行してしまった。
(続く)
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