ダンス公演まで1週間を切った。 来週の今日は千秋楽なのだ。 何はともあれ無事に終わって欲しい(切実)
14日(土)&15日(日)に渡って、初めて衣装を着けて稽古をした。
普段稽古している動き易い服装とは勝手が違うので、 上手く動ける様に慣れる練習、また着替えが間に合うか等の確認もする。
皆が衣装を着けると、 本番のステージが観える様がして、何だか気分が高揚するなぁ・・・・・・等と想っていると、 共演者の一人の娘が 「今頃(1週間前)やっと衣装を着て稽古なんて遅いよ」とこっそり呟いた。
確かに遅い方なのかもしれないが、それは現場の状況に依る処が大きい。
今まで自分が参加させて頂いた舞台では、 大体いつもこの位の時期だったのでは無いか?と想う。
話は少し変わるが、 昔、アマチュア劇団で芝居を始めた頃は、 「自分の衣装は自分で用意する事!」が前提だった。
古着屋やフリーマーケットを巡って安い服を探したり、 私服を改造したり、型紙を購入して見様見真似で『ドレス』を造ったりもした。
最近は大体衣装の担当の方が付いて下さる事が多いので、 自分で造る事はほとんど無くなったのだが、
レンタル衣装の手配がギリギリで、 何と本番2日前まで自分の衣装だけが無かったと云う事も有った。
あの時はとても不安で、 「皆さんが大変だったら自分で用意しましょうか?」と出過ぎた事を言ってしまい、 逆に演出家の方を怒らせてしまった。
今回の舞台では、大体市販のシャツやパンツで揃えているので、 本来、腰紐で止めるズボンにゴムを通したり(躍っている最中、落ちて来ない様にする為) 布の端がほつれない様にライターの火で炙ったり等、簡単な加工が有る程度だ。 (それでも衣装担当の娘達は寝不足で辛そうだ。頑張れ〜!(><))
だが、それでも1枚、簡単なワンピースを造らなければならなかった。
構造はシンプルで、ミシンを持っていない私でも2時間位で仕上がったのだが!! 仕上がった後で、寸法を測り間違えてしまった事に気付いた(汗)
裾の長さを前後各90cmにしなければならなかったのに、80cmで布を断ってしまったのだ。 見た目は悪くないのだが、足を上げた時に引っ掛かってしまう。
ああぁぁ〜どうしようぅぅ〜〜(涙)
・・・・・・と、泣きながら衣装担当の娘に相談した処、
「『スリット』を入れれば大丈夫ですよ」とさらっと答えてくれた。
彼女の言葉通り『スリット』を入れただけで、足を上げても引っ掛からなくなり、 あっさり問題は解決した。
こんな失敗をするなんて恥ずかしい・・・・・・と落ち込んでいたら、 共演者の娘達が、
「膝下10cmで切らなくちゃいけなかったのに、膝の真上で切っちゃった!!」等・・・と 口々に言っているのが聴こえて来た。
「「この布は切っちゃダメ!」って、あれ程、皆に言ったクセに、自分が切っちゃった〜!」と、微笑いながら言っているのは衣装担当の責任者だ。
今回の舞台をご観覧になる皆様(ありがとうございます(*^^*)) 出演者の衣装が個々微妙にバラバラなのは上記の様な理由ばかりではございません。
大半は演出効果や個性を出す為にわざと変えて有ります。
でも、ななかさん(仮名)の衣装に『スリット』が入っているのを発見したら、 どうか見逃して下さ・・・・・・(バキッ!)
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