Monologue

2002年12月09日(月) 初雪ですよ

「ななか(仮名)雪降ってるわよ!」と母の声で起こされた。

最近は暖冬続きで降らない年も多いのに珍しいなぁと思いながら、
自室の窓から外を見ると、かなりの量の雪が降っている。

道理でここ2〜3日、メチャクチャ寒かった訳だ、と内心ヒソカに納得する。

雪は休日に暖かい部屋からぼ〜んやりと眺めるのが良いんであって、
通勤日の朝にドカドカ降られてもちっとも嬉しくない。
(素直に「わ〜い♪と喜べない辺り、既にオバチャンである。情けない(涙))

仕事場に向かう電車が遅れるのは一向に構わない。むしろ大歓迎♪だ(←最低)

でも明日からしばらくの間、路面が凍結するから自転車通勤が出来なくなるだろう。
普段より30分早く家を出なくてはならないし、
帰りも徒歩で30分かと思うと文字通り“とほほ・・・”である。

でもこの雪が一昨日降らなくて良かった。

一昨日のダンスの稽古場は某中学校の体育館だった為、
もう!!寒いの寒くないのって!!!

(普段は某区の地域センターを借りているので暖房は完備されている)

しかも夕方5時から夜9時までと云う時間帯だったから、
気温の低下と云う現象を肌でバッチリ体感出来てしまった(涙)

長袖の上着やホッカ○ロ程度では到底防ぎ切れず、
仕方無くセーターやマフラー、コートをもこもこと着込んで稽古する。

「え?動いているんだから、寒くないんじゃないんですか?」と
疑問を抱かれる方もいらっしゃると思う。
自分達も、
「動いていれば、その内温かくなるだろう」と軽く考えていたが、甘かった(;;)

走る事は勿論、ダンスのエクササイズを何度も何度も繰り返したり、
ある娘が、
「『ピルエット(廻る事)』はあったまるよ!全身に血が通うって感じがする!」と言えば、
それを試して何度も何度も廻ってみたりするのだが、

動いている時は一時的に温かくなるのだが、ちょっとでも動きを止めたら、
すぐに冷気がしんしんと忍び寄り、全身を凍えさせるのだ(><)

(体育館だから、一応壁は有るとは云え、これじゃ外と変わらないよ〜(涙))と、
心中ヒソカに弱音を吐く約1名(←ええ、ワタクシですとも!オバチャンだからさ(^^;))

だが、後で聞いた処、
寒さが堪えていたのは、皆同様だったそうだ。

北海道出身でタフな振り付けのO原先生までも、
「俺、寒くて振り付けの事なんか全然考えられなかった」と言っていたのにはかなり驚いた。

話は今朝の雪に戻るが、
(この雪が一昨日降らなくて本当に良かった)と安堵しながら、
電車の窓から眺めていたら、不意に真っ赤な大テントが視界に入った。

そう云えば今『サーカス』が来てるんだっけ・・・・・・と思いながらぼんやり眺めていると、
テントの傍の駐車場に一頭の麒麟が立っているのが見えた。

大雪が降りしきる中、屋根はもちろん、周りを囲む壁すら無い檻の中に立っている。

麒麟は熱帯地方の動物なのに、大丈夫なのかなぁ?と思いながら、
自由奔放に好きな事をして(しかもちゃんと屋根も壁も有る処)
勝手に寒がったりしている自分が情け無くて、吐き気がした。


付記

次の日(10日)見たら、外には居なかった。
きっとテントに入れて貰えたんだろう・・・・・・と、取り合えず少し安心する。

ちなみに今回の大雪は関東では18年ぶりで、
また千葉で12月に雪が降ったのは何と80年ぶりなのだそうだ。
(千葉の初雪は大体2月なのだそうです)


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ななか [HOMEPAGE]