何故『ダンス』のレッスンに行く前になると、 必ず自分の中で天使と悪魔が壮絶な闘いを繰り拡げるのだろうか?(−−)
悪魔「う〜ん、ダルイよなぁ、サボっちゃおうかなぁ……」
天使「駄目だよ、ちゃんと行かないと!ただでさえ下手クソなんだから練習しないと!」
悪魔「でも『駄文』の続きも書きたいし、 溜まってるメールの返事も書かなくちゃならないし……」
天使「サボった為に鈍った身体は、なかなか元に戻らないぞ!!」
こんな具合に、昼の仕事中から退社時間までず〜っと激しく闘い続けているのだ。 (↑仕事しろ↑)
悪魔「でも、そろそろサイトの『更新』したいよ〜!!!最近『日記』も遅れがちだし……」
天使「……そうよね、サイトもいい加減『更新』しないと……」
悪魔「そうだ!サボっちゃえ、サボっちゃえ♪」
てな具合に、 今日は悪魔側が優勢だった。
「サボっちゃえ、サボっちゃえ♪」と云う悪魔の囁きに心地良く身を委ねながら、 仕事を終えて、自分の席から立ち上がった時、
「ななかチャン(仮名)これから練習?」と通り掛ったHさんに声を掛けられた。
「う、うん…… そうなんだけど、今日はちょっとサボっちゃおうかな〜?とか思ってたりして……」
曖昧にそう言い掛けた途端、
「駄目だよ!!」と、ピシャリ!とHさんは言い放った。
「好きで『ダンス』やってんでしょ?ちゃんと行かなきゃ駄目だよ!」
普段温和なHさんの、何時に無く鋭い口調にたじろいていると、
「そうですよ!ななかさん(仮名)!サボったりしたら絶対駄目です!」と、 天使軍に加勢したのは、隣席のS藤さんだ。
S藤さんは、今年の4月から仕事の後、夜間大学に通っている。 自分の『ダンス』は単なる趣味だから休もうと思えば休めるが、 彼女の場合はそう簡単には行かない。
「あ!そう云えば、ななかさん(仮名)来月発表会が有るんですよね?」
S藤さんが、悪魔の腹……じゃ無く、自分の痛い処をズバリと突いた。
「そうだよ、来月末に発表会が有るって言ってたよね?ななかチャン(仮名)」
「じゃ、サボる処か、今は人一倍練習しなきゃいけない時期じゃ無いですか!!」
天使たちの容赦無い言葉は、 “引かな〜いぞ♪引かないぞ♪断じて、引かないっつ−の!!”と云う 『H×H』ミュージカルでのゴン達の歌を想起させた……
「サボらないで、ちゃんと練習行きなよ!!」
二人の天使から攻撃され敗退した悪魔……じゃ無かった、 レッスン場に向かう事にした自分は、 夏バテ気味の身体をズルズル引き摺って、タイムカードを押した。
エレベーターの処で、後輩のA部さんに声を掛けられた。
「ななかさん(仮名)これから『ダンス』ですか?」
「う、うん」
半ば引き攣った微笑を浮かべながら答えると、A部さんはにっこり可愛らしく微笑って、
「頑張って下さいね、いってらっしゃい♪」
……天使たちが多くて、本気でありがたいです、ワタクシ(^^;)
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