Monologue

2002年08月21日(水) 天使たちが多すぎる

何故『ダンス』のレッスンに行く前になると、
必ず自分の中で天使と悪魔が壮絶な闘いを繰り拡げるのだろうか?(−−)

悪魔「う〜ん、ダルイよなぁ、サボっちゃおうかなぁ……」

天使「駄目だよ、ちゃんと行かないと!ただでさえ下手クソなんだから練習しないと!」

悪魔「でも『駄文』の続きも書きたいし、
   溜まってるメールの返事も書かなくちゃならないし……」

天使「サボった為に鈍った身体は、なかなか元に戻らないぞ!!」

こんな具合に、昼の仕事中から退社時間までず〜っと激しく闘い続けているのだ。
(↑仕事しろ↑)

悪魔「でも、そろそろサイトの『更新』したいよ〜!!!最近『日記』も遅れがちだし……」

天使「……そうよね、サイトもいい加減『更新』しないと……」

悪魔「そうだ!サボっちゃえ、サボっちゃえ♪」

てな具合に、
今日は悪魔側が優勢だった。

「サボっちゃえ、サボっちゃえ♪」と云う悪魔の囁きに心地良く身を委ねながら、
仕事を終えて、自分の席から立ち上がった時、

「ななかチャン(仮名)これから練習?」と通り掛ったHさんに声を掛けられた。

「う、うん……
そうなんだけど、今日はちょっとサボっちゃおうかな〜?とか思ってたりして……」

曖昧にそう言い掛けた途端、

「駄目だよ!!」と、ピシャリ!とHさんは言い放った。

「好きで『ダンス』やってんでしょ?ちゃんと行かなきゃ駄目だよ!」

普段温和なHさんの、何時に無く鋭い口調にたじろいていると、

「そうですよ!ななかさん(仮名)!サボったりしたら絶対駄目です!」と、
天使軍に加勢したのは、隣席のS藤さんだ。

S藤さんは、今年の4月から仕事の後、夜間大学に通っている。
自分の『ダンス』は単なる趣味だから休もうと思えば休めるが、
彼女の場合はそう簡単には行かない。

「あ!そう云えば、ななかさん(仮名)来月発表会が有るんですよね?」

S藤さんが、悪魔の腹……じゃ無く、自分の痛い処をズバリと突いた。

「そうだよ、来月末に発表会が有るって言ってたよね?ななかチャン(仮名)」

「じゃ、サボる処か、今は人一倍練習しなきゃいけない時期じゃ無いですか!!」

天使たちの容赦無い言葉は、
“引かな〜いぞ♪引かないぞ♪断じて、引かないっつ−の!!”と云う
『H×H』ミュージカルでのゴン達の歌を想起させた……



「サボらないで、ちゃんと練習行きなよ!!」

二人の天使から攻撃され敗退した悪魔……じゃ無かった、
レッスン場に向かう事にした自分は、
夏バテ気味の身体をズルズル引き摺って、タイムカードを押した。

エレベーターの処で、後輩のA部さんに声を掛けられた。

「ななかさん(仮名)これから『ダンス』ですか?」

「う、うん」

半ば引き攣った微笑を浮かべながら答えると、A部さんはにっこり可愛らしく微笑って、

「頑張って下さいね、いってらっしゃい♪」


……天使たちが多くて、本気でありがたいです、ワタクシ(^^;)


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