（この『日記』はフィクションであり（←『日記』なのに？）
実際の人物・団体・ミュージカル公演・『Ｈ×Ｈ』のキャラクターとは一切関係が有りません。
……とは云え本当に好き勝手な事を書いてしまっていますので、
不都合な点が有りましたらお手数ですが御連絡下さい（＾＾；））


『Ｈ×Ｈ』のミュージカル第２弾の上演がめでたく決定した。

『グリード・アイランド』内のゴンや、ハンター試験合格後のキルア、
そして受験勉強中のレオリオと何故か彼と同居中のクラピカ始め出演者達が
演出家Ｍｒヒラミーツの元に呼び集められた。


本日は（唐突だが）『衣装合わせ』の日。

稽古場に召集された出演者達の眼前に
今回の舞台で使用される衣装がズラリと並べられている。

ゴン、レオリオ、クラピカの３人は
今回の舞台の新衣装である上下５０ｋｇのパワード・スーツを試着していた。


「あれ？このパワード・スーツ随分軽いな？」

試着したレオリオはパワード・スーツがとても軽いのに首を傾げた。

「当たり前でしょう！？これは『お芝居』なんですから……」

演出家のＭｒヒラミーツが“何を今更？”と云う口調で言う。

「３人合わせて１５０ｋｇなんて重い衣装を着て舞台に上がられたら、床が抜けちゃいます！！
そんな事になったら『スペース・ゼロ』の支配人さんに怒られちゃいますよォ」

Ｍｒヒラミーツは小鹿の様に可愛らしい瞳をうるる…っと潤ませる。


「なぁんだ、オレ達の修行の成果で軽く感じられるのかと思った」

ゴンの言葉に、

「違います！」と首を横に振ると、Ｍｒヒラミーツは人差し指をピン！と立てて、

「本当は軽くても、ちゃんと『重そう』な演技をして下さいね！皆さん頼みますよ！」

「は〜い」と３人は答えた。

「あ、それと、衣装を着たら、各自いろいろ動いてみて下さ〜い！！」

Ｍｒヒラミーツは衣装を着けた出演者達全員に呼び掛ける。

「腕を廻したり、脚を上げたり……何でも良いですから、
芝居の中でやると思う動きはあらかじめ全部やってみて下さい。
もし、それで動き辛かったり、衣装がキツイ様なら遠慮無く言って下さいね〜！！」

Ｍｒヒラミ―ツに指示された通り、

ゴン達は腕を振り廻したり、脚を上げたり等、いろいろ動いてみた。

「あ……すいません、腕を真上に上げ様としたら、ココの角が当たって痛いんですけど……」
ゴンは気付いた点を衣装係の女性に進言する。


ふと、

（………ッ！）

衣装が或る部分に触れる感覚に、クラピカは思わず息を止めた。


「い……痛ってぇーーーーーッ！！」

突然、レオリオが大声を上げた。
「ど、どうしたんだ？レオリオ？」
Ｍｒヒラミーツが心配そうに声を掛ける。

「あ〜あ、痛ってぇなぁ……乳首こすっちまったぜ……」

レオリオは涙目になりながら、かなり痛そうに呟く。

「素肌に直接衣装を着けるからだろ？下にアンダーシャツを着れば大丈夫じゃ無いのか？」

呆れた口調でＭｒヒラミーツは言い放つ。

「そうっすね」

そう答えながらレオリオはパワード・スーツを脱ぐと、

「あ〜もう……おっぱいコリコリで、すっかり硬くなっちまったぜぇ……」

すると、傍らで衣装を着けていたクラピカが、突然胸元を押さえて、その場から走り去った。

「あ！おい！いきなりどうしたんだよ？！」

レオリオはクラピカの後を追い、稽古場の外に出た。



“ハァ…ハァ……”と『男子更衣室』に駆け込んだクラピカは乱れた呼吸を懸命に整える。

パワード･スーツを脱ぎ、

その下に着ていたアンダー･シャツの上から、擦れて硬く尖った乳首をそっ…と撫でる。

「痛……っ！」

予想外の痛みに思わず声を上げ、顔を顰める。


“ガチャ”

ドアの開く音にハッと振り返ると、レオリオが立っていた。

「レオリオ……」

レオリオは後手に『更衣室』のドアを閉めると、

クラピカの傍に歩み寄り、耳元に唇を寄せて囁いた。


「……感じちゃった？」

「バ……ッ！何を……」

飛んで来た拳を左掌で受け止めながらニヤリと微笑うと、

アンダーシャツ１枚になったクラピカの細い身体を抱き寄せて、


「ココでしようぜ♪『衣装合わせ』の続き……」

“え？”と瞳を円くするクラピカに向かって、レオリオはウインクしてみせると、

「芝居の中でやる動きは、あらかじめ全部やっとかなきゃなんねぇんだろ？」


そう言いながら、レオリオはクラピカの首筋に顔を埋めた……



「こ……こんなシーン、台本には無…い……ア…ッ！」



(アドリブ大歓迎♪　ｂｙ管理人（＾＾）（バキッ！！）



最近、ますます下品ですみません（；；）