Monologue

2002年05月28日(火) 悪華繚乱

松岡昌宏さん主演の舞台『スサノオ』を観て来た。



(以下は例の如くネタバレになりますので、観覧予定の方はご注意下さい)



















……と云っても例に依って例の如く、

『日記』に書いていると云う事は面白かったから♪だからなのだが、

これがまた!本当にメチャメチャ面白かったのだ(^^)


もう!何も言わないから

(もし可能ならば)とにかく観に行って!!

まだ当日券は取れる筈なのだよ♪………と、珍しくオススメしたくなってしまう位、
理屈抜きに面白かったvv


(自分も『H×Hミュージカル』のチケット取りが無かったら、是非もう一回観たい〜〜!!)

キャストも脚本もヘビメタ風のパンクな黒レザー鋲付きの衣装も凄く格好良かったのだvv


物語は古代……竜の形をしたオオヤシマと云う島国に降り立ったヤマトのオロチ一族。

彼等は黒光りする鉄の甲冑に身を包み、鉄の剣を振るい、
八百万の神々の御霊が込められた聖なる力を宿す『三種の神器』を狙う。

「この国も女も皆、俺のものだ!このスサオウ様のな!」

そのオロチ一族の長兄スサオウが主演の松岡昌宏さんなのだが、

主演なのにスゴイ悪役で、ちょっと吃驚。

理屈抜きの『悪』

男の本能そのまま正直に突っ走った奴が『力』を持つとああなるのかな?って感じ。

だから……『悪』だけど何処か憎めない。

「基本的には能天気な頭の悪い奴、でもそこが良い。
 平気で人を殺しておいて、次の瞬間にはヘラヘラしているタイプ(パンフレットより抜粋)

たとえ殺されちゃっても地獄の底から、高笑いしながら平気で舞い戻って来る奴。
(ちょっとウボォギーを想起した)

松岡さんの相手役……と云うか狙う女の子が佐藤仁美さん演じるタケハヤ。

男ばかりのオロチ一族の中の唯一の女で有る為、
彼等の父親で有り族長のスサナギ(粟根まことさんv)は彼女を少年と偽って育てる。

スサナギはタケハヤに『三種の神器』を与え、タカマガハラの女王にしようと考えていたが、
それを知ったスサオウはスサナギを殺し、タケハヤを自分のモノにしようとする。

愛してる…とかじゃ無いのだ。欲しいから奪う。

「タケハヤが俺を殺すか、俺がアイツをモノにするかだ」

(この辺は観ていてゾクゾクしました♪)

最終的にはタカマガハラの王女クシナダ(野村佑香さん)と、
クシナダの侍女として育てられた木の民の娘ウズメ(中谷さとみさん)と
タケハヤが協力して『三種の神器』を手に入れ、
スサオウの鉄の剣と対する事になるのだが……


上手く書き表せなくて申し訳無いのだが、

メインの役者さんが美男美女揃いだし、演技も魅力的vv

ギャグやアクションも小気味良く効いて、テンポ良く進むので、とても楽しく観れたし、
完全な完全懲悪で無い処も個人的に好みだった♪


先日舞台を『お弁当』みたいだと書いたが、

さしずめこの舞台は、

重箱の隅々まで絶品のオカズが散り嵌められた『超☆豪華絢爛幕の内』と云った処。

とっても大満足♪でした(^^)


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