Monologue

2002年04月20日(土) 空から降る一億の『ビッグマネー』(春ドラマのチョット感想)

「我輩は猫である
 名前はまだ無い。

俺はこの猫がずっと羨ましかった。
この猫は少なくとも自分が『猫』で有る事を知っている。

その時、
俺はまだ知らなかった。

自分が『猫』なのか『犬』なのか……『狼』なのか。
あの人に出会うまでは……」


……ドラマの主人公には、
必ず『あの人』が現れてくれるから良いなぁ………と、


当たり前の事を思いながら、見始めた。



就職浪人でフリーターだった白戸則道(24)は、
小塚と名乗る不思議な老人に偶然見出されて『株』の世界に入り込む。


『株』の事など何も知らない主人公。


だが持ち前の勘の良さで『上がる株』を見極め、『相場師』への道を歩み始めている
……らしい?(バキッ!)


と言っても、
物語は序盤(2回目まで放映)なので、自力で大儲け出来たりはしない。


「まだまだ上がる筈」と欲を出して売り渋った『株』が突然大暴落して、
500万も借金を背負っちゃったりする。


その時に、小塚のじいさん(業界では伝説のプロの『相場師』)にこう言われる。


「『欲』は海の水みたいなモンだ……飲み過ぎると、死ぬぞ。
 どんなに喉が渇いても海の水は飲んじゃダメだ。
 飲むとますます喉が渇いて、どんどん飲み続けちまうからな。
 飲まずに最後まで我慢した奴だけが、海を泳ぎ切って生き延びる事が出来る」


私は『株』の事はさっぱり解らない。

だが主人公も『素人』だ。

その視点から描かれている所為か、解る解らないに関わらず面白く観れると思う。



一見『コメディ』っぽいが、
時折ゾッとさせられるシーンや台詞も有る。


中小企業の倒産、銀行の貸し渋りや厳しいローンの取り立てのシーンなど見ていると
人事とは思えない。


小塚のじいさんが密かに『潰そう』と目論んでいる(原因はまだ不明)
『まつば銀行』の頭取候補で有り『エリートディーラー』で有る山崎と主人公白戸との
これからの闘い……『マネー・ゲーム』も、かなり楽しみvv



『ビッグマネー』毎週木曜日 PM10:00から放映中。


原作は『池袋ウエスト・ゲート・パーク』(ドラマも原作も好き)の石田衣良さん(^^)




ちなみに『空から降る一億の星』はビデオに録ってあるのにまだ観れていない、トホホ(><)

ウチの母は結構、乗り気で観ている。



『ヨイショの男』は吾郎ちゃんが可愛いいので、割と好きだ。


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