おちょこの日記
DiaryINDEXpastwill


2007年12月14日(金) 宝物の貴方へ

確信は真実に変わる。

飲み会で見渡す席にあの顔は何処にもなかった。
やっぱり来なかったか。と思う。

明日、仕事が入っちゃったんだって。
来る気満々だったのに。なんて聞かされてもアタシは、

あの、細い目で笑う彼はアタシの手には入らない。

そう思った。
それでも、まだ胸は痛まなかった。

飲み会は楽しく過ぎていく。
みんな良い人だし、こんなアタシを好きだし(笑)

2次会はアタッカーの店に行く。
1次会の途中で電話してきた。
2号さん居たら電話できないじゃん、なんて拗ねていたけど
心配?が勝ったらしい(笑)

店に行くと目をそらす。
まだ、来なかったことを言ってなかった。
お酒をつくる時に目の前に来てアタシをチラ見(笑)

こなかったよ。小さい声で言った。

解りやすいほどあがるテンション(笑)

みんなこんな風だったらいいのに(笑)


一人が歌い始めた。
心臓がギュッとした。

『あ、これ〇〇さんが歌ってたよね』

どうか、泣きませんように。
頭の中に広がったあの人の顔。
送別会で歌ってくれた歌。
あの時アタシは最後まで聞けなくてトイレで号泣した。

思い出は瞬間的に鮮明に浮かびあがる。

誰もアタシを見ないで。
声をかけないで。今アタシはすることがあるから。

しばらくして席を立ってトイレに行くフリで電話した。


出なかった。


それで、充分。
こなくて残念だったと短いメールを打って、



アタシはあの人への気持ちを断ち切った。



涙は出なかった。


本当は気がついてる。
来なくなるメールも、あの日あんなに泣きながら帰ったことも
すべてもう終わりなんだと知ってたから。

期待をしなかったのは出来なかったから。
予想は裏切られないことも気付いてた。
それでも、

自分で答えを出したかった。
責めるんじゃなく、憎むでもなく、
ただ、もう充分と思うまで好きでいたかった。

だから、アタシはあの人を嫌いにならずに心にしまえる。
宝物だった気持ちのままで終われる。


アタシ、笑えるよ。
貴方に逢っても。
貴方と一瞬叶った幸せが消えないから


貴方のこれからの幸せも祈って笑えるんだ。


きっと、貴方が見たことのないような顔で。




↑エンピツ投票ボタン  押すとメッセージが変わります★



アタシはその時、その日の1番の笑顔を出せた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『全てを受け入れることが愛情ではない』よね。
 
 だから

立ち止まっても、アタシはその一歩を踏み出すために笑うよ。
誰かを好きになることを後悔をしないよう
終わった恋も綺麗にすくいあげて力にする。

きっといつか届くはず、誰かに優しい想いが。


おちょこ |MAIL
My追加