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2003年06月11日(水) |
『HONK!』製作発表 |
『HONK!みにくいアヒルの子』製作発表行ってきました。 私は、前回の初演で『HONK!』という作品が 非常に気に入っていたので、今度の配役変更には驚かされて。 こんなに変わって、私の好きな舞台はどこへ行くの?と。 しかも主役さんは歌も踊りもやったことなく、 演技も、その時点でTVの特撮1本だけということ。 をいをいをい(^^;という気分があまりに大きくて、 各種先行でも一般売りでもチケット取る気になれないまま。 そこへ、主役さんの歌声が聞けるというので応募しまして。
12:30〜で15分前には来いとあったので早めに行ったのですが、 駅歩7分と書かれた距離に、20分近くかかりました、私(苦笑) 六本木ヒルズ、広すぎる&道がごちゃごちゃしすぎだよぉ。 しかも「丘」なので、1F歩いていたら気づけば地下だったり。 これは方向音痴を苛めたいとしか思えないダンジョンだよ(泣) ギリギリに到着したら、全面ガラスの会場で、周りに人だかり。 当然 既に椅子席はなくて立ち見最前列に並ぶことになって。 でもおかげで非常に見やすかったのは嬉しかったかも。
内容は、最初に出演の3人(白川裕二郎、岡まゆみ、加納竜)と プロデューサーの保坂まりこさん(名前うろ覚えです)が 一言ずつしゃべった後に軽くお互いにおしゃべり。 それから、マスコミや関係者たちとの質疑応答。 ここまでで約30分と、歌が15分ほどあって1時間弱。
このプロデューサーの方が、とても好みの女性。 そういえば、前回公演のパンフレットかな?で、 イギリスの小さな小さな劇場でこれを見て惚れ込んで、 頑張って自力で日本公演に持ち込んだという話があり、 その文章ともども、非常に好感を持ったことを思い出して。 大手をバックにつけず、自分の目の届く範囲で大切に作った。 結果としてアナウンスも行き届かず客入りはわずかだったけど、 これはこれとして有りの状況かなと納得した記憶。 話し方からして多分その同じ方で、この人が認めた人なら、 大丈夫なのかもしれないなと、いきなり大きな安心感。
次に話し始めた肝心の白川さんは、一番最初、 自分から話しているうちは爽やかな好青年という印象。 話し始める前に、ブルブルッと手を震わせて見せて、 「すごい緊張してるんですよー」なんて笑顔も見せる 今どきの兄ちゃんっぽい余裕と明るさも感じられました。 話の内容も、原稿があるんだなとは思ったけれど、まあまあ。
でもねぇ、質疑応答になると、え〜?と疑問が多々噴出。 「みにくいアヒルの子のどんな点に共感しますか?」と聞かれ、 あっという間にどこから見ても分かる、困った!の表情に。 「馬鹿なんで、ちょっと・・・」と言い淀んで結局 答えず。 「ハリケンジャーでファンになった人たちに、この舞台で何を 見てもらいたいと思いますか?」との質問にも困ってしまい、 「全然 違う役柄ですから・・」とか「共通点は・・・」とか、 質問者やら隣のパパ&ママからフォローが入りまくった末に、 「あ・・、変身します!」と、ハリケンジャーの変身ポーズ(笑)
話によれば、まだ歌稽古しかしていないらしいです。 だから、脚本を読んでないって可能性もあるのかもしれないけど。 でもさぁ、自分の役柄について、少しでも考えてみたことある? って、思わず突っ込みたくなってしまいました。当たり前よね? 噂によれば、自分からやりたくて受けた仕事ではないみたいだけれど、 それにしたって、「こういう役にしよう」というビジョンなしで 稽古に入ることってできるの?特撮後に時代劇もやったみたいだけど、 それらの役作りって、どんなふうにやってきたの?不安だよぉぉ。 ただ、そんなに困って悩んでる時でも、客の反応を拾い上げて、 「そこ、笑いすぎ!」とか言える度胸は、生もの舞台向きかな?
歌は、加納パパが簡単にあらすじを説明しながら。 オープニングのパパ&ママのデュエット(本来は大勢の曲だったはず)、 「変わってる」というこの舞台のテーマソングであるアグリィのソロ、 1幕ラスト、旅に出たアグリィを探すママのソロ。 それから、エンディングの3人の曲と、全部で4曲。 白川さんは、我流のくせが感じられない素直な声の出し方で 前に向かう広がりに不安はあっても役柄には似合いそうな感じ。 ただし、本当に意味分かって歌ってるのか、感情の込め方が まだ下手なだけなのかは判別しづらい状態ではあったかも(^^; それから、ソロでは聞こえる声が、3人になるとかき消される。 岡ママも加納パパも声大きいからねぇ、頑張れとしか言えませんが。
岡ママの1幕ラストの曲の合間には、後ろで白川さんのミニ演技。 うろうろっとしてみる様を狭いスペースでやって見せてくれたけど、 その時思ったのは、演技の上手下手とかってことではなくて、 プロデューサーさんが ちらっと言っていた背丈の問題。 「この身長で視覚的にも『違ってる』違和感はありますしね」と。 岡まゆみさんが小さい分、白川さんが異様に大きく見えるんですね。 子アヒルオーディションの応募条件は「身長150cm以下の女性」だし、 その中に1人立つ白川さんは確かに、非常に異質だろうなと思う。 加納パパは大きいけれど、パパとアグリィのからみは少ないし、 母と息子の、どう見ても種が違うけれど・・という感情は、 今回の方が素直に納得できるかなという実感がありました。 うん、いいかもね。
そんなこんなで。 まだまだ主役さんへの不安感はぬぐえない・・、 どころか、いや増した部分もあったりするのですが(苦笑)、 一応、チケット取ろうかなという気分になれた会見でした。 岡ママはちっちゃくて細いのに、大きく優しく息子を見てるし、 加納パパも、上げた前髪の額部分がちょっと寂しく、 意外に落ち着いた印象と朗々とした歌声でかっこよく。 結構、面倒みている感じの親子像がいい印象だったからかも。 白川さんには、脚本から人物を想像する訓練をしてください(^^;と すごくすごーーく思う。頑張ってくださいね。お金払って観に行くから。
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