月ノ華 2 - 2004年07月26日(月) 降り積もった月光が、津々と咲き誇っているようだった。 先程の物音の気配を探しながら、蒼天はゆっくりと庭を横切っていく。 起居している建物の手前からしばらくは、花壇が連なっている。 屋敷の近くは低く、段々と順に背丈が高くなっていき、 やがて花壇がふっつりと尽きて、樹木が豊かに葉を茂らせる。 視界に続く世界はどこまでも、月の気配に満たされていた。 空から溢れて毀れる月の光はとどまることを知らず、 肌に重みさえ感じられて、緩い流れの水を切って泳いでいるような錯覚を覚える。 まるで自分が夜の河面を進む船になった気がした。 こんな風に夜の庭を歩くことは、そういえばあまりなかったかもしれない。 陽の下では夏に焦がれて瑞々しい碧を競い合っている葉や木々が、 今は夜に身を浸して短い眠りについている。 静かとは言いがたい、内側で燃え立つ何かを感じさせる碧の気配に包まれて、 夜に咲く花がぽつりぽつりと目を覚まし始めている。 背の伸びた夕顔の垣根に、ひとつ。ふたつ。みっつ……幾つも。 開いた花びらは慎ましく月明かりを受け止めて、まるで濡れているように見える。 目を奪われているうちに茂みに突っ込んだ靴が夜露を吸って、 爪先に冷たさがかすかに染みた。 *************************************** 降り積もった月光が、津々と咲き誇っているようだった。 ちなみに「つつ」じゃないんですよー。 こんな中途半端なとこで区切って 2も何もあったもんじゃないと思うんですが。 多分、書き足すか書き直すかすると思われます。 そして木蓮はどこだろう。 蒼天、早く探すのよっ。 1からずっと夜の描写をしているのに、全然夜が肌に染みてきません。 何で私の文章はこう、リアリティに欠けるのか……。 雰囲気と文面重視に知らないうちになっちゃってるせいかな。 全然世界に厚みと広がりがないの。不満不満。 内に篭っていっちゃう。 おーぷんせさみ、ぷりーずっ。 綾花苑のお花畑のレイアウトはそのうち変えるかもしれません。 全然お庭の知識がないくせに、適当にでっちあげたので。 私は「ような」という表現が好きみたいです。 放っておくと「ような」「ような」「ような」が乱舞してくれます。 いかに「ような」を使わないで表現するかで苦心しっぱなし。 だから文章が進まないんだーっ。 まだまだインプットが足りてません。 薄くなっちゃうのは、アウトプットするだけの蓄積がないせいもありますね。 差し水をしすぎた煮物のような文章ですが どうぞ、お召し上がりくださいませ。 ...
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