マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「三十数年の孤独」 - 2004年04月24日(土)

今朝ラジオを聴いていたら、大神いずみさんが「ひとり旅の思い出」について喋っていたので。

(1)大神「ひとりでいろんなところに行くのは平気だけど、旅先でひとりで食事をするのは辛い」確かにそうだなあ。ひとりで店にいると、味よりも周りの人のことのほうが気になる。

(2)映画はひとりで観るべき、なのだと思う。誰かと一緒に行くと、ついつい横顔が気になったりするものだ。でも、終わったあとに感想を話す相手がいないのは寂しい。

(3)本当は「ひとりで食事をしている自分」や「ひとりで映画を観ている自分」を誰かに見られるのがイヤなのかもしれない。「寂しい人なんだな」とか思われるんじゃないか、とか。だから、吉野家とかラーメン屋にひとりで入るのは、別にイヤでもなんでもない。

(4)誰かと一緒にいると「連れ」以外は風景だが、ひとりだと周りのすべてが二人称。感性は研ぎ澄まされるが疲れる。

(5)「自分は孤独だ」と言葉にする人を見ると、まだまだだな、と思う。言葉にしている時点で「誰か違うって言ってよ」とお願いしているようなものだからだ。

(6)「ひとりでいること」が選択できる社会というのは、たぶん恵まれているのだろう。水も食料も無くて飢えていたら、それどころじゃない。

(7)「他人は誰も自分のことをわかってくれない!」と嘆く前に、「自分が他人のことをわかろうとしているかどうか?」と考えてみたほうがいい。

(8)誰かが作ったパン食ったり、誰かが仕立てた服着たりしているのに、「本当に孤独」なわけがない。

(9)それでも「なんか寂しいなあ」と思う日もある。



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