マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「紅白歌合戦」の正しくない愉しみ方 - 2003年11月26日(水)

今日、年末恒例の「紅白歌合戦」の出場歌手が発表された。

参考リンク:「初出場は倉木麻衣さんら13組…紅白歌合戦(読売新聞)」

 まあ、いまさら紅白歌合戦の出場歌手にクレームをつける人はあんまりいないと思うのだが(もともと、選考基準が不明瞭なものだからさ)、現実問題として、「FNS歌謡祭のほうが『紅白』だよな」と思っている人はけっこう多いのではないかと思う。

 だって、FNSは、「ミスチル復活!」に「女子十二楽坊、初の歌番組登場!」だよ(紅白にも出るけど)。

 僕はここ数年はずっとひとり暮らしなので、毎年大晦日って、年賀状を書きながらテレビを観たりしていることが多い(とりあえず年賀状って、たとえ元日にでも受け取る前に投函してしまうと安心するのだ。今年はもうちょっと早く書こうと毎年思うのだが)ので、紅白なんてただ流れているだけのことが多い。去年は「猪木祭り」だったし。
 だいたい「紅白」って、なぜか1年でこのときしか見ない歌手が出ていたりするし、NHKへの貢献度とか言われても観てるほうにとっては「なぜこの人?」という感じがするし。
 それに、あのNHKのガタガタカメラワークは、観ていて疲れる。
 全然改善される気配もないし。

 しかし、あれだけ「歌」が流れる番組って、現在では他にはないのは事実だけど。

 それにしても、今年の「目玉」が、倉木麻衣と長渕剛とは…
 いや、百歩譲って倉木麻衣は許そう、でも長渕が目玉ですか?

 この人、前回出場のときは「ベルリンの壁」から生中継で15分にわたって熱唱し、大ベテラン五木ひろしに「僕なんか20年連続で出場しても5分も歌わせてもらえないのに、彼は凄いねえ〜」なんて、あからさまな厭味を言われたものだったのに。
 僕も観ていたのだが、あの時間帯は確かに大晦日の日本にとって、アナザー・ワールドだった。
 まあ、僕が個人的に長渕師を嫌い、ということもあるのですが。

 しかし、現実問題として、いま、「長渕剛が出るから紅白観よう」なんて人がそんなにたくさんいるとは思えない。大物だと思っているのは、一部のファンとNHKと本人だけじゃないかなあ…
 去年の中島みゆきにくらべたら、インパクト弱すぎ…

 でも、「紅白」の愉しみって、生中継で起こるアクシデントにあったりもするんですよね。加山雄三の「仮面、ライダー!」なんて、観ていて笑い死にしそうだったし、「ミソラ〜」のときも悶絶した。
 みんな「大舞台だ」と思っているからこそ、とんでもないことが起こるのだ。

 実は「目玉」って、毎年トラブルを起こしそうな人を選んでたりして…
 去年の中島みゆきさんは「伝説の歌詞忘れ」そして今年の長渕剛は…
 
 ひょっとして、暴れるんじゃないかなあ、なんて期待したりして。


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