Comes Tomorrow
ナウシカ



 『文藝ミュージシャンの勃興』

『文藝ミュージシャンの勃興』

先日面白いCDを買った♪

『ミュージシャンというより、昔の文士。
美人に貢がせ、原稿破る。
ロマンとリアルのせめぎあい。

シュガーフィールズ原朋信と田辺マモルの企画による、同人誌のようなコンピレーション・アルバム。』

だそうだ。
私はその中の曲を聞くよりも、CDの中に入っている冊子の文章に魅せられて、何度でも読んでしまう。

詩があったり、エッセイがあったり、小説があったり。
その中でも、う〜んと唸ってしまった文章。


『ギャラ』  西里一茶雄

生きることはノーギャラであります
それだけではお金にならないのであります
生きることは いかなる労働よりも過酷である にも関わらず
生きる分だけのギャラが支払われないということは
人生とは何と不条理でありましょうか

せめて交通費だけでも、と請求書を書いてみたものの
私が何処から来たのか 何処へ行くのか 今何処にいるのか
私自身全く検討がつかないものでございますから
どうにも正当な支払いなど望めないのであります
人生とは何と非合理でありましょうか

この分だと きっと死もノーギャラであります
どんな死に方でも 誰のためであろうとも 同じ金額であります
美しくても 醜くても 悲しくても 嬉しくても
私には 一銭のギャラも入ってはこないのであります
そしてそれこそがまさに 私の生きている理由なのであります

人生とは何と無邪気でありましょうか


2007年04月03日(火)
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