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■ 『アララトの聖母』
今日、レンタルしていた『アララトの聖母』という映画を観ました。 詳しいストーリーはココです。
1915年のトルコ軍(政府)による、アルメニア人大虐殺の史実を描いたもの。 未だに、トルコ政府はそれを認めておらず、歴史も歪んだ形で伝えられているとか…
そのアルメニア人大虐殺を参考にしたのが、あのドイツのヒトラーだったとか…なるほど! そのアルメニア人の生き残りが、親から子供へ、子供から孫へと伝え、あれは真実だった!本当にあった出来事だったと訴えているんですね。
途中、とても悲惨で残極な描写があり、目を覆いたくなるほどでした。 ほんと涙を流しながら観ました。
アルメニア人の子孫が、そういった民族の悲しい歴史を知り、そこで怒りを覚え、結果的にテロ行為に走ってしまうこともあって、本当に難しい問題だと思いました。 ああ…いつ終わる…この悲劇…と思うと悲しくて…
作中のアルメニア人の映画監督が言うんですね。
『これほどの苦しみが、どこから来るのか? 同胞や土地が奪われた…そのせいではない。 こんなにも憎まれているということだよ!
どうして我々は、そこまで憎めるのか? なぜ、未だに憎んでいたことを否定し、そのことで憎しみを更に深めるのか?……』
憎しみの連鎖というのか… 憎しみを乗り越えること、人として当然の権利を叫ぶこと、愛する大切な家族を守ること…それは同時には難しいことなのかな?
誰の心にも、怒りや悲しみのエネルギーがある。 それを昇華していけたら…私自身の課題でもあります。
2006年02月28日(火)
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