ひとひらの想い

2008年06月03日(火) いつか

ハナの最期の顔です。
まるで眠っているようで
しばらく実感がありませんでした・・・。

夕方4時過ぎぐらいに、ケージの壁に
寄りかかっている状態で、これは
おかしいと思い、手ですくいあげて
タオルに寝かせました。
もうこの時点で自ら動くことが出来ず
ぐったりするだけで、覚悟を決めました。

だんだん呼吸が浅くなり、3回ほど
あくびのようなしぐさをし
鼓動が弱くなってしまったので
あわててヒーターであっためようと
あわあわしてる間に、息を引き取りました。
でも、最期はずっとハナの視界に入る位置で
なでてあげられたので、寂しい思いは
しなくて済んだと思いたいです。

ノンのときのように、夜中に人知れず、だったら
もう立ち直れなかったと。

ただ、あまりにも安らかな顔をしてるので
そのうちひょこっと目を覚ますような気がして
なかなか埋葬するふんぎりがつきませんでした。

やっと昨日の夜になって、ベランダの鉢植えを
整理して、新しい花の苗とともに埋めてあげました。
毛づやも良くて、まだふかふかしていました。
今頃は先に逝ったノンと一緒に、天国で走りまわって
いることでしょう。

死因ははっきりしませんが、31日の午後に、ケージの天井から吊るしてる
給水器の下で、床に敷いてある紙をかじりまくっていました。
(巣材にする為)
その時に給水器にぶつかって水が漏れ、背中が濡れていたのです。
巣箱にヒーターをつけており、気温は室内計が20度あったので、私はこれを
もしかして汗をかいたのか?と考えてしまい、夜までヒーターを切り、
代わりにティッシュをたくさん入れてあげました。

思えばこれが、ハナの身体を冷やす原因になってしまい、体温調節が出来ない
ハムスターの体温を奪い、急に体調を崩してしまったのだと思います。
ヒーターを切らずに、そのままつけてあげていたら・・・それが唯一の悔いですが
この1週間、ご飯を残すのも多くなり、体重も先週に比べて3グラムも減っていました。

オットは
「どのみち長くはもたなかったよ。最期をカノンに看取って欲しかったんだよ」と
言ってくれますが、時間が経つにつれ、何か釈然としなく、この時期のこの寒さと
自分の至らなさを呪いました。

今はまだ少し心に穴が空いてますが、何故か不思議とハナにはもう一度
会えるような気がしてます。
いつか、どこかで。



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