蛍桜

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特に書きたいことはないけれど
なぜだかね
ここに足を運ぶタイミングというものがある

過去に想いを馳せたいとか
遺書を書きたいとか
孤独を感じているとか

そんな感じのタイミングではあるのだけど
誰も見ていないここで
ただ叫ぶだけで
満足してしまうのは
きっとここがあのころの空気のままで
あのころのみんなの笑顔が見えるようで

私のすべてを受け止めてくれた人たちがいて
毎日泣いたり笑ったり疲れたけど
明日もまた会いたいと思う人たちがいて
楽しかったなあって感じて

だけどなぜか
ここに文章を書くと
ただただ泣きたくなる

大人になるとは
泣けなくなるということなのだろうか
そしてここにくると
少しは若いころに戻れるのだろうか
2020年05月15日(金)

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