蛍桜

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一緒に居ても寂しかった

二人一緒に居ても
いつも寂しくて
自分が求めているものは何だろう
自分がほしいものはな何なんだろうって
ずっと考えてて

一つの柱に寄りかかると
それがくずれたときが怖いといって
必死で生きてきたけど
一つの柱に絞ってしまえば
いとも簡単に歩けた

それでも、大切なものは失った気がした

たくさん圧し掛かった
一人で歩けないの、と泣きながら
あなたがいないとダメなの、と訴えた

「あなたが何を考えているのかすべて知りたい」

二人だけの時間が当たり前になっていく中で
私の知らないあなたが居るのが怖かった

わたしだけのものになって

何度、そう願っただろう
何度、そう訴えただろう

それでも、同じ過ち、何度も繰り返すあなたに
私は傷つけられ
そして傷つけ返した

お互い重荷になっていった
二人一緒にいるときは楽しいのに

私、いつ怒らなきゃいけないの
いつ泣かなきゃいけないの
この楽しい時間なんてちょっとだけで
またすぐにケンカになって
話し合って話し合って話し合っても
あなたは分かったといってうなずくだけで
何も変えてくれないじゃない
交わした約束が増えていって
お互い縛られ縛りあって
きつく、きつく、歩けないほどになって

「約束したでしょ」
「そんなの、覚えてない」

とうとう、逃げるようになって

約束ってそんなもんかって絶望したのと同時に
うちら、どうしてこんなに約束しなきゃ
やっていけない関係になっちゃったんだろうって思った

「あのとき、あなたが浮気していなければ
今、私はあなたのことを心から信用できていて
あなただけを見て付き合っていられた
お互い重荷にもならずにうまくやっていけたのにね」

「楽しかったよ、今までありがとう」

私の中ではあなただけだったのに
私はあなたが居てくれればよかったのに
恋に溺れて あなたに溺れていたのに
あなたのためにすべて捨てたのに

同じ過ちが何度も繰り返されて

約束も無意味に朽ちていって

ケンカする気力もなくなって



もうだめだな、って思うことが増えた


もうだめだった




だから
今度は相手のこと信用できるように
お互い重荷にならないように


そう願う



2006年09月19日(火)

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