| 蛍桜 |
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| 方法なんていくらでもある |
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戻れる道がひとつもないこと 実はずっと昔から分かってたんだよ でも同じようなことずっと繰り返して 変わらない景色を眺めているつもりでいた 徐々に 徐々に 周りは変わっていったのにね 帰りたいなんて思わないだろうって笑ってた 確かに 過去に未来などなかった それでも過去をうらやましく思うのは 過去に戻れば 未来が分かるという 安心感がほしいからだろう 帰れる度胸なんてないくせに ただ唸って 嘆いて 俯いて さよならした 長い長い道のりを歩いてきたけれど たまに交じり合う道で 誰かと出会い続けたけど すぐに姿が消えてしまうのは 分かりきってた 平行な道だと思っても平行じゃない たまにこっちじゃない方向に曲がっていったりする 待って なんて声が届かないほど 道は急激に曲がっていく それを裏付けるかのように この道も逆に曲がっていくんだろう そこで交わった道で出会った人が 私にやさしい言葉をくれて その言葉を抱いてまた私は次の人へ会う 道はコンベアーのように私を無理につれていく でもそうじゃない 道が勝手に動いているわけじゃなくて 私が自分で勝手に進んでいただけだった 誰ともバイバイなんて言葉を交わせないまま いつ終着点がくるのかをおびえた あの道へ出たら車が飛び出してくるかもしれない 私はそれにひかれていなくなってしまうかもしれない 血にまぎれたこの道を 私の後に誰かが通ってくれるだろうか 誰かが通ってくれるなら どうか この血がまぎれた この場所より先へ進めますように 私の人生はここで終わるんだ 車にはねられるかもしれない 自分で湖へ飛び込むのかもしれない 分からない でも 空はあんなに広い |
| 2006年05月23日(火) |
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