蛍桜

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泣きたかった

恐ろしいほど冷静に、何もかもを見通したような
どこを見ているのか分からない目

確かにここにいるはずなのに違うところにいて
考えは突拍子もないことで
この椅子の上に座っているはずなのに
いつのまにか宙に浮いていたり

今日見た、過去の私はそんな感じだった


価値観を語れば、価値観なんて必要ないと思う
価値観を語れば、価値観なんて語るものじゃないと思う

どこかで聞いた台詞
誰が言ってたんだろう
きっと私
過去の私


少しずつ縮まって行く距離も
まったく縮まらない現実の距離も
海辺に行けば少しは縮まるかしらなんて
海の向こうにいる君へ問いかける

ただぐるぐると回っている輪廻も、終わりがあるとすれば
きっとそこには光が差し込んでいるのだろう
生まれ変わりを信じるのならば、それほど苦しいことはない
生まれ変わりを信じるのならば、私は何を望めばいいの?
人生は、すべてが苦しみと悲しみで出来ているなんて言わないけれど
もう一度、人生を繰り返したいとは思えない
でも、もっと早く、出会えたらよかったと
少しだけ思えるようになった
少しだけ変われたんだと思う

流れる曲のひとつひとつに、想い出がつまっていて
それを流して聞いているうちに、心の隙間が埋まっていく
たくさんの言葉が散りばめられて、心に埋め込まれていく
私はそれを実にすることが出来ているだろうか
そんなこと、しなくてもいいのだろうか

自分の中に何か足りないものがあるとは思うけれど
それが具体的に何なのかは分からなくて、もどかしくて
それでも足りないものをどこかで補おうとしている
愛が足りないだとか、客観的なことを補うつもりはないけれど
もっと、こういうときに、こうできたらなぁみたいな
主観的ばっかりのことも補うつもりはない

願いは、考えれば考えるほど増え続けるのだと思うけれど
今思い浮かぶのは、限りがある
もっと普通の子みたいに、気を使わせることのないように
ご飯食べて、前を見て歩いて、、、
そんなこと、出来たらいいのにって思うけれど
普通の子ってなんだろう 私は何を基準にしているのだろう
自分の理想 それが基準になっているのかなぁ

どうしてあの時、笑わなかったのだろう
話しかけなかったのだろう バイバイっていえなかったんだろう
また、話しかけてきてくれることをどこかで望んでいる
すべてを終わりにするには辛すぎるんだもん
けれど、話しかけてくれたって、きっと素直になれない
もう私の知らない世界を、知りすぎているから
かみ合わない 歯車が、うまくかみ合わない

私がいなくなってしまったあの空間はもう埋められているだろう
久しぶりに恋しくなってカオを出したって
泣いて喜んでくれるわけじゃない
だから帰らない 私は、まだ帰れない
どこかに連れて行って 私を連れて行ってよ
帰れない でも、どこにもいけない どうしようもない
どこか、どこでもいい
そこにいて良いって誰かが言ってくれる場所へ
本当に心の底から、言ってくれる場所へ

うわべだけの付き合いが嫌いだと、嘆いてきた私は
うわべは好きだと、どこかで呟いていた
まったくの他人は結構平気だけれど
姉の旦那とか、親戚とか
中途半端な知り合いは嫌い
母とか、猫とか、幼馴染とかは全然平気なんだけれど
私の中に入ってこようとする人はだいっきらい

中途半端に気をつかわなきゃいけない人は嫌い
ねぇ、それって、自分勝手な言い分だよね
分かってる だけど、これが正直な気持ちなのよ
私が今ここで目を瞑って、闇を見て、その中の光を見て
点滅しているような、ずっとそこにとどまっているような
よく分からない光を目で追いかけて
黄色?水色?それとも、虹色かしら?
うまく捕らえれない 逃げて行く

私を、見ていてくれていた人々が
今、私を見ていないのかもしれないって思うことが
一番苦しくて一番悲しい
結局は、人は皆去って行くと私は唱えているけれど
それがどうしてなのかは、まだ分かっていない
通過点でしかない自分が、あまりにも悔しくて
でも、どうしようもできなくて、ただミチシルベになって
次はあなたはどこにいくのですか?
少しだけ、私に向けられていた視線は別のところへいく
所詮、そういうもん

久しぶりに見つけたピアス、ネックレス
落ちて壊れてたけれど、それでも大切なもの
もう二度と耳につけることはできないけれど
もう二度と首にかけることはできないけれど
それでも、大切なもの
壊れてしまったピアスとネックレス
もう二度と、私の身には纏えないけれど
胸が締め付けられるほど、苦しいけれど
あなたがくれた、大切なものだったよ
過去形じゃないね
大切な、ものだよ






ありがとう、ね



2004.5.30  15:50
2004年05月27日(木)

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