NYA [HOMEPAGE]
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2003年01月24日(金) 夢のようなアニメ

今日は電話もそんなにかかってこず、トラブルもおきず、ゆっくりした一日だった。社員さんひとりはお休みだったし、もうひとりの社員さんは早退してたし、そして、課長も早退。すぽっくさんも定時に退社してた。一応、いろいろやることをやってから帰ったが、結局7時すぎぐらいだった。来週は忙しいかな〜。

帰ってから、千と千尋の神隠しをみた。元カレと見に行こうといっておきながら見れず終いだったので、ずっと見てなかった。いやあ、話しの中身はともかく、全カットがすべて手がかかってて、完璧でしたね。珍しくスタッフロールが全部流れてましたが、日本のなだたるアニメ制作会社が参加協力してるようで、たぶん各社の意地もあっただろうし、すごかったな〜。ナウシカの時とかはあきらかに力及ばずというカットもあったけど、さすがに、16、7年たつと進歩するものだな〜。

内容は夢のようだったという感じがした。あのつじつまのあわないようなあってるようなところ。顔無しの存在は痛かった。欲しい欲しいと思ってるけど、自分がただ寂しいからという。

友人の子供で3才ぐらいと1才ぐらいの姉妹が千尋の話しをしてくれたけど、その記憶力がすごかったです。最初の15分ぐらい、ゆばーばのところにいくところまでを聞いてたのだが、そのままだった。そして1才のまだ何も言葉を発せられない妹のほうも、かなり一生懸命に私に千尋のことをわーわー言ってた。いろいろ考えると、こういう上質なそして人間の深いところというか、環境問題や神など精神的なことも訴えかけるようなアニメがヒットして受け入れられていることを考えると、日本の未来もそんなに悪くないかなと思ってしまう。ただ、エンターテイメントの部分だけでも十分楽しめる映画ではあるのだけれども。。

テレビに宮崎監督がでてたけど、昔はあーいう人の下で仕事できたらな〜と思っていた時期もあった。ただ自分に画力がないので現実的には全く無理なのですが。完璧に作品(仕事)に対して甘えのないところと精神的に深いところが尊敬できるのよね。自分のやりたいことが明確になってる人はいいな〜。そういう人のもとで仕事したいわ〜。

一度CG仕事の関係で、ジブリにおじゃましたことがあった。生宮崎監督も見かけたけど、普通な感じでした。当然か。。。仕事はハードそうだったけど、気概が感じられるところだったな〜。あそのこの仕事場は、昔からの原画書きの人など年齢がいった人も大切に扱われているような気がする。海外のCG会社などでは、シニアアニメーターという肩書きがあり、おじいさんとかが今でも現役で働いているらしい。元カレがこの間言ってたし、この間ピーターパン2で確認してみたら、シニアアニメーターというポストがあった。日本では、管理職とかになるかとか、アニメーターではなくテクニカルディレクターとかただ偉くなってしまって現場でCGをやらなくなったりする。フリーになってもやっぱり若い使いやすい人などが重宝されるような気がする。

どこでもそうかわからないけど、日本の会社は、役職について出世させるという方向しかないような気がする。CMの制作会社でも、制作進行のあとは、プロデューサーになるかあとは企画などディレクターになるかとか、生涯1制作というのは認められにくい環境だった。ほとんどプロデューサーにさせられるのだ。プロデューサーにならない人はやめさせられたりしていた。。ノーベル賞の田中さんも、研究職をやっていくというのは出世方向と逆行してるのだろうし、でも今回認められたから、いろいろ考えるかもしれない。うーん、何がいいたかったのだろう。そうだ、年とっても好きな仕事をやれる環境ができるといいのにな、周りから強要されるということではなく。。。


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