出掛けようと思ったら、雷がゴロゴロピシャーンと 怖い音をとどろかせていたので、断念。 断念するやいなや、大粒の雨が家の屋根を叩き始めた。 よかった、断念して……。 こないだ誕生日を迎えた友達のために、 次に会う時にどんなプレゼントをあげようか考える。 彼女とは十五年以上前からの付き合いになるが、 お互い全くキャラが変わっていないままである。 これからも、お互い元気に前向きに生きていけるといいねえ、と たまに会うたびに思う。そしてそう思ったのちに、 「老人同士かよ」と自らにツッコむのだった。 そういや十五年以上前も、お互い結構渋い子供だったなあ。 雨の合間をぬうように犬の散歩に。 雨が降ったからかアスファルトも低温らしく、 犬の足取りも軽やかだ。 雷、怖くなかったんだろうか。 前は怖がっていた気がするんだが…… 神経が太くなったのか、それとも耳が遠くなったのか? いずれにせよ、奴らもそれなりの歳だね。 最近料理をしてないなー。そういう気力がないのかなー。 ……もしくは、先日指を切ったトラウマか? それなら敢えてトラウマと向き合うために、料理してみるかな。 俺には、俺には料理人という夢があるんだから(そうだったっけ?)。 「料理マンガ」は定期的に流行るらしいね。 さりげなく廃れない、ひとつの定番となりつつあるジャンル。 クッキングパパの再録版なんて、メニューとかシチュエーション別に なっているらしい(鍋料理の話ばっかり載った一冊とか)。 すごいよなあー。料理のレシピだけでなく、 それにまつわる「ちょっといい話」が読めるんだもんなー。 料理マンガってだいたい、ストーリー的には「ちょっといい」感じだよね。 ぼろぼろ泣くほどじゃないけど、な話。そのくらいがいいんだろうな。 それにしても、クッキングパパのアゴ付近の輪郭はいつ見ても気になる。 子供は、似てないよね。よかったよかった(?)。 |