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私は妹の弟ですか?
2003年08月15日(金)

一度でいいから、「粋なはからい」というのをしてみたい。
そんで、「フッ……はやさんの野郎、粋なはからいじゃねぇか」
っていう評価を受けたいのだ。時には、そんな世界観もいい。

そんな願いとは全く関係なく、
今日はなんか盛りだくさんな一日。
午前は「お盆!」、昼に「移動」、午後は「相談」。
現実的な用事に直面すると、たびたび
「私、現実に適合しにくい人間だわー」と、トホホな気分(死語)に
なってしまったりするのだが、そんなこと言っててもしょうがない。
だいたい、この現実感の欠如した感じこそが私らしさなんじゃなかろうか。
なんて開き直ってみたり。
長い目でみると「ま、そんな奴もいる。」って程度のことかもしれない。
深刻なこととはとらえたくない。あえて。
全ての人間が、現実的なニーズにぴったり当てはまるとは限らないのだ。
はぐれ刑事無頼派(?)。
頑張りと工夫と、ちゃっかり次第で楽しく暮らせないだろうか。

最近ピコッと哲学スイッチが入り、ふと考えてみるのだが、
「はやさん」は本当の本当は実在しないものかもしれない。
実在しないというより、実体がないというか。
なんかエンターテインメントとか、ふわっとしたものだ。
名詞の種類でいうと「キダム」とか「オリンピック」みたいなものだ(自ら初耳)。

「はやさん」を名乗り始めてから十年以上になる。
いつか「はやさん」もフィナーレを迎えて
私は○○(本名)に戻る日がくるのかもしれない。
納得して終わるであろうその時まで、私は「はやさん」として歩むのだろう。
ひょっとしたら死ぬまでそれは来ないのかもしれないし、
意外と早くにその時が訪れるのかもしれない。
今は実は、「両立」できたらいいなとも思っている。
「はやさん」と、本名と。
お前の作風は一本調子なんだよねー、という評価を
いろんな方から一様に受けている上に、自分でも
「あっ、そういやそうですね!」と納得して
「やばいみたいだなー、やっぱり」と微妙に焦っている今日この頃、
ちょっと別人の気分になってみようかなと思っているのでした。
別人というか、自分なんだけど。普段とは、違う自分。

確かに、家族の前でも「はやさん」を名乗っているというのは
なかなか珍しいことのような気がする。
普段は、まるっきり本名を無視して暮らしている。
テストの時とか、履歴書を書く時とかに思い出すだけだ。
別に嫌いなわけではないんだけどね。
妹なんか、私のことを「お姉ちゃん」とか呼んだことがない。
ろくに日本語を喋れなかった乳幼児の頃は「ねーねー」みたいな言葉で
呼んでいた気がするが、彼女が幼稚園くらいの頃から
私が「はやさん」を大々的に名乗り始めたので、
物心がついた頃にはすでに姉というより「はやさん」だった。
それで全然姉らしくないんだろう。
前に友達に「兄弟いるの?」と聞かれた時に、
「おと……お姉ちゃんが、一人」と答えたそうだ。
「おと……」って。なんだその言い間違い。
要するに弟ってか。
そういや、なんか扱われ方が弟みたいだけどさ。
うるさいこと言われると「うっせー、バカ」とか言い返すけどさ。
あっちゃー、弟っぽいなー。それも弱そうな。