今日の昼間は家庭事情により、パイナップルをひたすら刻んでいた。 家庭事情というより、「急に二つももらっちゃってさぁ、 早く食べなきゃ腐るししょうがないよね」という食糧事情である。 そしてリンゴも大量に余っているので、あと冷凍のパイシートを そろそろ使った方がいいよねということになったので、 それら食材をどうにか組み合わせてアップルパイナップルパイを作った。 つまりリンゴとパイナップルの入ったパイ。 ほう、素人でも案外フツウにできるもんだな。なんて、 とりあえずパイシートの実力に感動する。 「このパイ生地、思ったよりしつこいわね」なんて声も聞かれつつ、 でも「焼きたてだー」ということで家族からは好評。 つくづく人間って、「焼きたて」というものに弱いのだ。 パイナップルは肉を溶かすという。 そういえば、一時間くらい果汁に触れっぱなしだった。 じっと手を見る。 溶けてはいない……いや、ぬ!? さて、リンゴとパイナップルを刻んだからといって安心はできない。 これから肝心の「食べる」という過程がある。 さらに、刻んでもいない大量のグレープフルーツとメロンまであるのだ。 ……早く食べなくては。この気温じゃ、ヤバイ。 誰か欲しい人、うちに来いよ!いや、やっぱり来るな! 意地でも食ってやる。家族一同で完食してやる。 我が家の胃袋をなめるなよ!ハハハ! そう、小食を気取る日々もそろそろ切り上げて。 希望を持って、前向きに太り始めるべきなのだ(太るのか?)。 最近みんなが疲れ切っている。 現状を少しでも改善せねば!なんて長男らしく考えて(注・男の子が いない家においては長男のポジションが女性だったりするんである) あれこれ慣れない仕事をしてみても、結局自分も余裕がないもんだから やるべきことができなくなったりして何かの形で誰かに迷惑をかけてしまう。 誰か、でなく自分、であったりもする。 なんか空回っている感じがする。どうにも焦る。くそー。 そんな余裕のない私に「宿題 頼ってくる奴がいるので、「この野郎、表ぇ出ろ!決闘だ」と言いたくなる。 でもその言葉をぐっとこらえる。決闘したらきっと負けるんだろう……。 気分の上では「拳で語り合おうぜ」なんだけどな。 いやいや実際、立ってるだけでもやっとであります、何もしてないのに。 部屋に戻ると、床に微妙に大きなネジが落ちていた。 “どこから落ちたんだ?”見えない恐怖が走る。 やらなくてはならないことが多くてくらくらする。 実際、夏に向かい日毎に悪化する立ちくらみでくらくらしている。 とはいえ、どこかで「あ、大丈夫だなー」という気もする。 全体的に私らは、なんか幸せだ。 いろいろあって考えたのちに、そう思うに至ったことは収穫だ。 |