「さまぁ〜ずの悲しいダジャレ」は立ち読みに不向きだと思う。 とりあえずカバーの裏側だけ読んでみても、笑えるからなぁ。 くだらないことを欲している今日この頃、そういえば自分も 大学入学当初はダジャレ王を目指していたな、なんていう 苦い過去を思い出す。 教室の、誰の物でもない机の上にくっきりと書いてたんだ、ダジャレ。 「ネギを値切る」とかね。 まぁひねりのない、いわゆるダジャレを、とりあえずくっきりと。 若輩者ですが誠意だけは見せますぞ、みたいな感じで。 でもそのうちにネタが尽きてきて、 「刑事ってのは疑うのが仕事だからな」とか、 全然ダジャレじゃない言葉を書いたりしてた。 結局ダジャレ王にはなれなかったのだ。 そんな子供の頃のちいさな夢(注・せいぜい数年前だ)のことを、 ふっと思い出す。 幼い頃描いた果てしない夢のかけら 覚えてますか?胸を張っていますか? ――光永亮太「Always」より ちなみに私の本当に幼い頃の夢は「えかきさん」。 ええ、今でも絵は描いてまっせ。胸はそんなに張ってませんが。 そんな当時から、みんなが私に関して気付いていたこととしては、 「この子はスポーツには向いてない」。 幼児期の時点で、逆の意味も含めいろいろと頭角を現していたらしい。 ちなみに4歳の時に母が「ねぇ、私マニキュアしてみようかと 思うんだけどどうかしら」と相談してきた(なぜだろう)ので、 私は「そういった華美なファッションは歓迎できない」という内容の 返答をした記憶がある。当時から頑固で質素だったことがうかがえる。 今日もなんだかぐだぐだと終わった。 図書館で本を借りようとしたら、「こないだ延滞したから」 という理由で借りられなかった。 自分のせいなのだ、でもなー、うー、とモヤモヤした。 ぶつけようのない切なさと疲労感がただよう私を、 湿気を帯びた水無月の空気が包み込む。 体調に気を付けなくてはなぁ……。と、自分の中での口癖を繰り返し、 先月以上に慌ただしく過ぎていくであろう6月の到来を噛みしめていた。 日付が変わるのが早いんだよ、まったく。 |