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我が家のあさげは精進料理
2003年04月14日(月)

家庭的というより修業的な食事。
日本人は野菜が足りないという広告を見かけたので考えてみたが、
うちはいつも野菜だらけだ。そのわりに病弱なのだが、どうしよう。

今日から授業。うーん、懐かしいこの感じ。
この圧迫感。閉塞感。二酸化炭素が肌を濁らせる音がする。
日本人が聞き取れない日本語ってのも身近にあるもんだな。なんてことを思う。
でも意外や意外、私にとってこれはチャンスだ。
キャラクターは、こういった退屈の中で産まれることが殆どなのだ。
奴らは、「さぁキャラクター考えるぞっ」と
待ちかまえている時にはあまり産まれない。
ひょんな時に産まれる。
「集中して話を聞きなさい、ノートをとりなさい」と言われたりしたら、
そりゃもう多産である。忽ちノートは落書きだらけになり、
……その中にいるのだ、うじゃうじゃと。卵が。
後でそのノートの落書きを眺めて、気に入った奴をあらためてスケッチ。
すべてのキャラクターはそうやって産まれてきたから、
あらゆる退屈な時間を私は大切にしなくてはならない。
でも不思議なもんで、「こういうとき産まれるんだよねー」と
予め目論んでいると奴らは出てこない。
ちゃんと、私の計算高さを見透かしているのだ。
なるべく清い心で、まじめに授業を聞く(否、聞こうとする)こと。
それがキャラクターを産むための土壌となる。
うわー嫌な生徒だな、授業中に出産かよ(嫌な暗喩)。

知り合いのサイトに行ったら知り合いがサイトを開設していた。
ややこしいが、前者の知り合いと後者の知り合いは別人である。
すごいなぁ、さすがきっちりしている。
……うちのサイトはかれこれ○年も中途半端だが、それもよい。
そう思って生きているんだから。

サイトを何と見なすかって、かなり個人差があると思うんだが、
情報を誰かに発信するためというより、自分の日課にするためという場合も
結構多いような気がする。ここもそんな「個人サイト」。
ここは滅多に人通りのない道だけど、
ひょっとして私が寝てる間に誰かが見てるかもしれないから、
この庭の花はちゃんと植えとこうか。ということに似た心理が、
私に毎日日記を付けさせる。
懐かしい友達がふっと訪ねてくれたりしたら嬉しいから、
あたしこの街で店を続けてるの。みたいなね。
誰の老後の話だかわからないが。

今日は初めて、都内にある某有名大学に行った。
そこの公開授業を受けるため、テキストを買いに行ったんである。
……うーん、格調高め。
でも校舎の古さ的には(それだけは)うちの学校と
いい勝負だったので、なんかホッとする。
すっごい都心にあるので、田舎者は行くだけで緊張である。
横断歩道太いなー、みたいなね。

買いなさい、指定されたテキストが重い。推定1.7kg。
ノートパソコンに近いくらい重い。
また腕が強化されてしまう、それも中途半端に関節のまわりだけが。

視力が、左右違うことが判明。
右の方が悪いのだ。右は1.5で左は15以上
……言うまでもなく『1.5以上』の間違いなんだろうけど、
結果表示の紙に15と書いてあったのでテンションが少し上昇。
ホントだったらすげぇぜ自分。それ以上に、すげぇぜ測定器。