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リアクションは難しい
2003年03月19日(水)

たまーに なのだが、CDを衝動買いしてしまう。
珍しく訪れた、都会にあるでっかいレコード店。
扱われる品物のほとんどがレコードじゃなくてCDなのに、レコード店。

ポイントありまっせ、みたいなうたい文句が耳にこびりつく。
きれいな円盤を買うたびに、素敵なカードにマークが増えるんだそうだ。
「一年以内にもっと買ってね」
1000円引きという甘い誘惑に誘われたがために、
明らかに1000円以上使い込んでしまう、そんな現代人たちの群れよ。
そんな雰囲気全体に包まれていると、私は時折
「CDの衝動買いくらいしないと、
 いっぱしの大人とは言えないんじゃないか」みたいな
変な価値基準を心に据えてしまうのだ。

no music,no life。というのは言い過ぎな気もするが、
音楽は結構大事(cookieもきっと大事)。
それを奏でる、口ずさむのはかつて私の趣味だったことだが、
長年気になっているのは音楽をどうやって創り出すのか、ということ。
もとい、“いい感じの”音楽を。

確かに、いい感じのメロディを次々にクリエイトできる人はすごい。
言葉を紡ぐこともそれなりに大変そうだが、
メロディの方が難しいように思う。
演奏することにしても、歌を歌うことにしても、
決して自分自分がそれらにすごく長けているわけではないが、
ただどうしたら上達するかといったプロセスを幾つか知っているだけに
作曲に比べさほど難しいことと見なしていない気がする。
いやそれらも十分大変なんだろうけど。

メロディってのもアイディアのように降ってくるんだろうか。
それか、キャラクターのように土からめりめり生まれてくるんだろうか。
どっちも、漁のようにむずかしいのだ。

そんなことがあってから、夜は追い出しコンパ。
関東を横断して辿り着いてみれば、なんと
本当に追い出されていた!すげぇ!!
けど、みんないいやつだ。多分。というきれいな結論で。
卒業式はしみじみと、あったかく迎えられ……そうだな、きっと。
長い道のりだった、どうあれ頑張ったのだ。
ただ問題は、袴をどうするかだ。
あんな寒くて動きづらいものを着て関東を縦断するなんて、かなわんぞい。
今日はその予行演習として、長いスカートを履いてうろうろしてみた。
うーん、時々裾がうっとうしい。特に階段が……。