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風邪を引きそうな体力の中で
2002年12月13日(金)

 東京ニ来タトキ オモシロイモノヲ見ツケタ
 ソレハアチコチ 聞コエルモノウリノ声
 後デ聞イテミレバ ソレハヤキイモ屋サン
 キューバノピーナッツ売リ 思イ出ス

……最近、“やきいもの歌”が気になってしょうがない。
静かにしていなくてはいけない時に限って、
頭の中に響いてくるのだこの歌が。
南米風味のやきいも屋さん。CDのパッケージも素敵でしょうがない。
ヤキーイモー♪っていうサビの声の伸びの良さも心地よく。

今日は一日忙しく、なんかばたばた暮らす。
いつも人が少ないイメージがある部屋に、今日は大勢人が居る。
意識があるのに電車を乗り越し、慣れない鶏肉を食べ、
偉い先生に研究にまつわる依頼をしにいく。
ああ、目上の人に頼み事をするのは疲れる……。
礼儀作法みたいなものが自然にできない。
電話の受け答えをする自分も、女っぽくて気持ち悪い。
いつも喋ってる声と、本当にはっきり違う。違いすぎる。
「スジャータが1時をお知らせします」みたいなわざとらしい声になる。

お総菜が安いと、癒される。そんな気がする自分が哀しいのは、
田中耕一さんのドキュメンタリー番組を見たせいもある。
職人の根気があらゆる文明を支えてるんだなあ、
あの人の受賞は、でっかい氷山の一角なのかなあと詠嘆。
そして本当の秀才はやはり、
発注された製品のように規格に沿ってできるものじゃないのだ。
自分、なんて薄っぺらいんでしょう。

SUBWAYのスタンプ、一年以内にいくつ溜まるかな……
そんなことで心は揺れるばかり。
とりあえず、やるべきことをがっちりやらなくては。
でもこんな日々に限って、急に歌が歌いたくなったりするから怖い。
そういえば変に多趣味なんだ。まいったもんだ。