東京ニ来タトキ オモシロイモノヲ見ツケタ ソレハアチコチ 聞コエルモノウリノ声 後デ聞イテミレバ ソレハヤキイモ屋サン キューバノピーナッツ売リ 思イ出ス ……最近、“やきいもの歌”が気になってしょうがない。 静かにしていなくてはいけない時に限って、 頭の中に響いてくるのだこの歌が。 南米風味のやきいも屋さん。CDのパッケージも素敵でしょうがない。 ヤキーイモー♪っていうサビの声の伸びの良さも心地よく。 今日は一日忙しく、なんかばたばた暮らす。 いつも人が少ないイメージがある部屋に、今日は大勢人が居る。 意識があるのに電車を乗り越し、慣れない鶏肉を食べ、 偉い先生に研究にまつわる依頼をしにいく。 ああ、目上の人に頼み事をするのは疲れる……。 礼儀作法みたいなものが自然にできない。 電話の受け答えをする自分も、女っぽくて気持ち悪い。 いつも喋ってる声と、本当にはっきり違う。違いすぎる。 「スジャータが1時をお知らせします」みたいなわざとらしい声になる。 お総菜が安いと、癒される。そんな気がする自分が哀しいのは、 田中耕一さんのドキュメンタリー番組を見たせいもある。 職人の根気があらゆる文明を支えてるんだなあ、 あの人の受賞は、でっかい氷山の一角なのかなあと詠嘆。 そして本当の秀才はやはり、 発注された製品のように規格に沿ってできるものじゃないのだ。 自分、なんて薄っぺらいんでしょう。 SUBWAYのスタンプ、一年以内にいくつ溜まるかな…… そんなことで心は揺れるばかり。 とりあえず、やるべきことをがっちりやらなくては。 でもこんな日々に限って、急に歌が歌いたくなったりするから怖い。 そういえば変に多趣味なんだ。まいったもんだ。 |