そういったわけで、今日は暑いような寒いような、 日射しだけは一人前の青空の下。 結局喉は痛いまま、やはり出かける。 それもまた県外へ。仕事でもなく遊びでもない、ボランティア。 東京都区内に住む人と話してわかったこと。 区によってイメージがあるそうだ。 豊島区と文京区は隣接しているが、 豊島区の人間にとって文京区は「ちょっと高級感あり」な場所。 住んでいる人間は実を言うとそれほど大差なかったりもするが、 とにかくイメージなんだそうだ。東大とか椿山荘とかあるからだろうか。 北区民は「プチ田舎ですいません」と思うらしい。 理由は、埼玉に隣接しているから……って、おい(ノリツッコミ)。 埼玉にケンカ売ってんのか。 大変なことになるぞ、埼玉を敵に回すと。 何が大変なのか、具体的に想像つかないけども。 その帰りに友達と買い物。 それぞれに、知人へのプレゼントを買うべき立場にあった。 雑貨屋であれでもない、これでもないとうろうろ。 人にあげる物を選ぶのは難しく、めちゃくちゃ悩むのだ。 特に自分の価値基準がズレがちなことを自覚しているから、尚更。 でもたまーに、「これはあいつのために生まれてきた商品だっ」と 衝動買いして人にあげるケースもなきにしもあらずだが……。 前に南米の民芸品を友達にあげた時など、 雑貨屋でベタフラッシュ気分であった(漫画の衝撃のシーンで 黒い背景に稲妻がたくさん描かれていたりする、そんな感覚)。 「これだーー」みたいな出会いも、時々はいいものだ。 帰りの電車で席を譲って不発に終わる(いやいいです、と遠慮されるとの意)。 年配の方に声を掛けるのって、結構勇気もいる。 歳を取っていても、充分に元気のある方はいるだろうし、 歳を取っているように見えても、実は意外と若い方もいるだろう。 電車で席を譲るという行為が、空気を読む力を鍛えられる 絶好のチャンスなようにすら思えてくるのだった。 モスバーガーのチーズケーキが美味だなあと思ったはいいが、 寄る機会が滅多にないことにも気が付く。 うーん、地元にはモスもフレッシュネスバーガーも、HMVもないし、 水はけのよい南向きの斜面(みかん栽培に適している)もない。 あるのは、社宅とかだ。人口はわりと多い。 都内の小学校は、ドーナツ化現象でおいしそう、いや 子供の数が減っていて廃校になるところも多いと聞く。 そういう寂しさもない。今のところは。 |