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住民が名物の県
2002年10月22日(火)

そういったわけで、今日は暑いような寒いような、
日射しだけは一人前の青空の下。
結局喉は痛いまま、やはり出かける。
それもまた県外へ。仕事でもなく遊びでもない、ボランティア。

東京都区内に住む人と話してわかったこと。
区によってイメージがあるそうだ。
豊島区と文京区は隣接しているが、
豊島区の人間にとって文京区は「ちょっと高級感あり」な場所。
住んでいる人間は実を言うとそれほど大差なかったりもするが、
とにかくイメージなんだそうだ。東大とか椿山荘とかあるからだろうか。
北区民は「プチ田舎ですいません」と思うらしい。
理由は、埼玉に隣接しているから……って、おい(ノリツッコミ)。
埼玉にケンカ売ってんのか。
大変なことになるぞ、埼玉を敵に回すと。
何が大変なのか、具体的に想像つかないけども。

その帰りに友達と買い物。
それぞれに、知人へのプレゼントを買うべき立場にあった。
雑貨屋であれでもない、これでもないとうろうろ。
人にあげる物を選ぶのは難しく、めちゃくちゃ悩むのだ。
特に自分の価値基準がズレがちなことを自覚しているから、尚更。
でもたまーに、「これはあいつのために生まれてきた商品だっ」と
衝動買いして人にあげるケースもなきにしもあらずだが……。
前に南米の民芸品を友達にあげた時など、
雑貨屋でベタフラッシュ気分であった(漫画の衝撃のシーンで
黒い背景に稲妻がたくさん描かれていたりする、そんな感覚)。
「これだーー」みたいな出会いも、時々はいいものだ。

帰りの電車で席を譲って不発に終わる(いやいいです、と遠慮されるとの意)。
年配の方に声を掛けるのって、結構勇気もいる。
歳を取っていても、充分に元気のある方はいるだろうし、
歳を取っているように見えても、実は意外と若い方もいるだろう。
電車で席を譲るという行為が、空気を読む力を鍛えられる
絶好のチャンスなようにすら思えてくるのだった。

モスバーガーのチーズケーキが美味だなあと思ったはいいが、
寄る機会が滅多にないことにも気が付く。
うーん、地元にはモスもフレッシュネスバーガーも、HMVもないし、
水はけのよい南向きの斜面(みかん栽培に適している)もない。
あるのは、社宅とかだ。人口はわりと多い。
都内の小学校は、ドーナツ化現象でおいしそう、いや
子供の数が減っていて廃校になるところも多いと聞く。
そういう寂しさもない。今のところは。