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お水と女
2002年10月16日(水)

今日は念願の皮膚科へ。どんな念願なんだか。
患部を見せると第一声、「何かお仕事されてますか。」

「学生ですけど」
「よく水仕事、やりますか」
「……まあ時々」
「これ、主婦湿疹って言われてるやつですね。」
「………………は?」

洗剤・お湯などの刺激で起こる肌荒れのようなもので、
よく洗い物をする主婦に多い皮膚炎なんだそうだ。
「水をなるべく触らないように」とかいう、
ちょっと難しいことを言われる。

しかし、主婦湿疹……そんなに洗い物してたっけか?
毎日毎日全ての皿洗いを一人でこなしてなんかいないし、
レストランで皿洗いのバイトなんかしてないし、
川で洗濯をしていて桃なんか拾わない。
ストレスや睡眠不足も皮膚が荒れる原因なのだろうけど。
でもそれが肌荒れを通り越して皮膚病、ひいては軽い怪我の域まで
及ぶとは、なんともダイナミックなほったらかし加減。
薬をもらって帰宅。

でも最近、確かに心に余裕がない。
ちょっと忙しくなるとすぐこれだ。
雨だれで穴が開くほど打たれ弱い神経のために、
カルシウムをたくさん摂ることを心がけたいものだ。
今日のみのもんたは「ベータカロチノイド」を摂れ、と
言っていたらしいけど。
赤っぽい野菜で、肝臓ガンを予防できるのだそうだ。

以前、湿疹ができたので別の皮膚科に行った時
「あーあこれ、ただの湿疹ですね。」と言われ、
『ただの』ってどういうことなのだ?という疑問を胸に帰ったことがある。
なんにせよ今日は、病名がついた。それだけましである。
この先大掃除とかがあったら、
「ちょっと今、主婦湿疹がひどくてですね」とか言って怠けようかな。
あ、でも多分パソコンを運べとか、
床に張り付いたへんなシールを剥がせとか、
違う意味でキツイ労働に回るのだな。人生は上手くいかない。