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ノスタルジー探し
2002年09月17日(火)

蒸し暑くなるって言ってたじゃない、寒いじゃないさ。
と言ったら、「えー今日は蒸し暑いよ」と家族たち。
……どうなんだ。私がおかしいのか?あるいは連中がおかしいのか。
どっちもそれぞれにおかしいのかもしれぬ。

朝からプリンターを稼働させ、少し印刷。
さあて、これを学校まで持って行かなくてはな……そのうち。
近日中に学校まで旅することを決意したのち、用事で出かける。
登校するのに決意が必要というのはやはり重症か。
こまこまと雑用で動き回る。
雨の中、疲れた体で立ち寄った古本屋では
絵に描いたような光景が待ち受けていた。
うずたかく積まれた本のすきまに、店番をするおじいさんの姿。
その背後に「ただいまー」と、孫か誰かが帰ってくる声がすると、
ちょっと振り向いて「おかえりー」。
私の中での「古本屋」なイメージとぴったり一致していたことに感動。
なんか自分の中で「定番」な景色というのがある。
漁港にはこういう人がいるべし!とか、
八百屋の店先には籠が吊してあって、そこにお釣りを入れるべし!とか。
で、それとぴったり一致する風景を現実に見かけては嬉しがる。
駅で、傘をゴルフに見立てているおじさんの傘は、なぜか黒であってほしい。
スーパーでお菓子をねだる子供は、なぜか半ズボンをはいていてほしい。
駄菓子屋のおばあちゃんは、なぜかしわしわであってほしい。
そのしわの一本一本に、できれば神様・想い出などが宿っていてほしい。

家に帰り着く。疲れているのか、やけに夕飯が美味い。
目の下のクマがいつもより悪化している。
ああ栄養が。栄養が。とうわごとの如くつぶやきつつ……。