無表情で早起きし、妹と遠くに出かける。 なんでだか用事だった。つとめて冷静に、機械的に。 たまたま私は黒い服を着て出かけたのだが、ある駅のホームにて 葬式に向かうらしき団体(注・全く知らない人々)と合流してしまう。 黒い服の集団にしっかり飲み込まれた。 妹以外は、みんな同じ葬式に向かうかのように見えた。 「私も葬式出なきゃ」みたいな気分。せっかくの黒い服だ。 なんと彼らも、我々と同じ駅で降りた。 どこ?「○○家はこちら→」っていう看板はどこ? 私も、行った方が……あ、およびでないですか。 確かに、もし私が死んだときに 「どうも、駅でお葬式に向かう方々を見かけたもので、なおかつ偶然 私も黒い服を着ていたもので」なんて理由で 見知らぬ人が急に現れたりしたら嫌だ。 初めましても言わず、さよならから始まる関係なんて。 なんか数倍切ないじゃないか。何かのフレーズっぽいし。 帰りに、上野で時計を購入。ちょっとヘンな時計だ。 秒針は動く、文字盤も地味に動く。 図がないと想像しずらいような腕時計。今月の風変わり大賞にノミネート。 筋肉痛と精神的な疲労がひどゐ。どうすりゃゐゐんだ。 なんか、妹と一緒に行動すると疲れるのだ。色々と気ゐ遣うのだ。 他人と一緒にゐるとき以上に気を遣うのはなぜなんだか……。 相変わらず気の使い方がおかしゐな。ゐやはやまゐった。 |