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人助けて
2002年07月25日(木)

朝起きた瞬間からわかった。
「今日はおかしいわい」
語尾がじゃない。体調だった。
頭と胸がきりきりと酷く痛み、こりゃだめだと。
なんか嫌な種類の痛みのせいで、一日在宅。

それにしても、人々は何故「ヘンだ」と言われるのを嫌がるんだろう。
わからないというわけでもないんだが、
個性的に生きる!ためには、少なくともどっかが
「ヘン」であることが最低条件だと思う。
「個性的」と「ヘン」。
「ふくよか」と「デブ」しかり、
好まれにくいのはニュアンスの問題かもしれない。

どうしたらみんなを幸せに出来るのだ?と考えながら、
そんな私自身はなんでこんなにぼろぼろやねん、と思う。
でも、私が見えない誰かを思いやるということは、
私も見えない誰かに思いやられている(らしい)ということ。
デザインとは思いやり。
工業デザインとは、いくぶん漠然とした思いやり。
みんな世界各地で頭を悩ませているのだ。おそろしい。
これって、目に見えない福祉である気がした。
「あなたには存在する価値があります。」と
相手に心から言ってあげることが一番の福祉だと
マザー・テレサはおっしゃっていたが、
それによれば、医療と直接関係なさそうな観点からででも、
きっと人助けができそうだ。

そんなことはともかく、助けて。
よくわからんがある意味で私も、
助けを必要としている人の一人になっている……自分自身よ助けて。