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よく遊びよく遊ぶ
2002年07月12日(金)

体調が悪くて学校に遅刻。
体調のせいで不眠、ということはよくあるが遅刻は久々だ。
でもそろそろエンジンをかけなくてはならない時期。
まず目の前の卒研、そして入試を乗り越えないと。
最近ぼけーっとし過ぎていた。ま、過ぎた日々は仕方ない。
今日この時以降をいかに有効に使うか、今はそれだけだ。

電車で乗り越したのも久しぶり。
それも4駅も。
この記録は過去十余年で最多である。
眠ったまま県境を越えていたなんて初めてだ。

乗り越し、っというのは相当ドキドキする。
だって、目覚めたら知らない駅だぜ?
自分の意志と無関係に小さなツアーに行っちゃうのだぜ。
日常からひょいと生まれた、刺激的体験。
まして初めての乗り越し。あー、ドキドキだよな。
そんなテーマで話をかいてみたくなるくらい。
初恋とか初任給とかと同程度、あるいはそれ以上にドキドキする。
自分が初めて乗り越したのは帰り道にて。
目覚めたら、一面田圃の知らない景色だった。
知らない駅で、反対方面の電車に乗り移ったものの
「こういうとき電車代払わなきゃいけないかな。」なんて
びくびくしながら帰ったっけ。……今じゃ図々しくなって
「改札出てなきゃいいのさ、ケッ」とか思う。
汚い大人になっちまったもんだ。汚れちまった悲しみに。

とてつもないアドベンチャーに憧れたり、
空想の世界に惹かれたりするのも悪くないが、
日常の中でも充分冒険はあると思う。
一日なにげない一個人として生きているだけでも、
見方を変えれば大冒険、大発見なんていくらでもあるはずだ。
背伸びも飛躍もするもんじゃない。
……そう思うから祭りは好きでない。日常は意外と面白いのに、と。
同じ要領で、「遊び」の定義も広げられるだけ広げた者の勝ちである。
遊ぶように仕事している人はきっと魅力的だ。
鬼ごっこしていて走りすぎてお腹が痛くなったり転んだりと、
遊びにも苦しい要素はある。
苦しいはずの仕事や勉強を遊びと見なせたら、凄い。

帰ってから、変な時間に数時間眠っていた。
今日はそれにしても自分の意図と関係なく一日が過ぎた感じ。
明日からはもうちょっと、もくろみながら暮らしてゆく所存。