せんせえのおつかい(幼児風)で、でっかい図書館に行く。 やはりでっかい。 初めていく場所だったので、オロオロする。(キョロキョロ、ヨロヨロも可) コート着て入ってはいけない、というので予想以上に寒い思いをする。 でも負けないぞ、と思いながら用事を完了。 威圧感をひどく感じる古めかしい建物であったが、 こういう場所でも平気でいられる人間にならなくてはと思う。 非日常を感じる場所では、なんだか落ち着かなくて すぐ走り回りたくなってしまう。 そんなことではいかんなあ。 でも高校の時、スポーツ大会直前の朝練か何かの直前に クラスメイトのHさんが急にY字バランス(片足を高く上げるバランス)を 始めてしまったことがある。 「どうしたのっ」とみんなが聞くと「お…落ち着かなくて」。 落ち着かないとY字バランスをとってしまうなんてさすが体操部。 そういう人もいたっけか、じゃあ走り回るくらいOKかな、などと 判断基準がよろめきはじめた。世の中いろんな人がいる。私もいる。 そんな広い気持ちで図書館を後にし、 地下鉄に乗って学校向かう。 なぜ地下鉄、と明記するかというと、あまり地下鉄に乗らないからだ。 そういえば最近都内に行く用事があって何度も乗っているが、 基本的に行動範囲ではない。 入り組んだカラフルな路線図をまじまじと眺めながら思う。 東京の地下は大丈夫だろうか?と。 実際地盤沈下なども起きていたらしいが、 これだけトンネルだらけの地面の上でよく、 寝たり起きたり働いたりしてるもんだ。 飛行機が飛ぶ理由を感覚的に理解できない時のような いぶかしげな気持ちのまま。 地下鉄の駅と線路、デパートやビルの地下。 木の枝が伸びている範囲は、それと同じくらいの広さで 地下にも根が張られているんだよ、と聞いたことがあるが、 東京もたぶんそんな感じだ。 高いビルもあり、張り巡らされた地下道もあり。 東京、やっぱりちょっと怖いなぁ。なんとなく。 その中で行動している間は全く怖いと思わないのだが、 外に出るとホッとするってことはやっぱりどっかで 怖がってるんだろう。水泳した後の筋肉痛のような感じ。 |