うちの母には母がいる。 とても元気な母がいる。 母の母が、「私ね、最近人生が 下り坂にさしかかってきた気がするの」と言った。 20代の孫がいるような年齢になって初めて、 『下り坂』にさしかかった気がする程度らしい。 ということは○十歳の今が「ようやく真ん中」あたりで、 最終的に今の年齢の二倍は生きる感じの人生なのだろう。 ネットの精神年齢鑑定をやらせたところ、彼女の精神年齢は15歳。 若い!若すぎる……せめて二十歳以上であって欲しかった。 そんな一方で、孫にあたる私は 12歳にして「いかにも」という言葉を使いこなしていた。 たぶん、その頃から現在と同じ調子である。 そして母。 私のことを「最近(自分の)お姉さんみたいだ」と言う。 妹のような母親と、娘のような祖母がいる。 そして今日は母の日。……なんとなくややこしい。 でも母は母なので、今日は私が夕飯を作ろうか?と言い出してみた。 しかし、寿司を買ってきた後だった。 家族で唯一寿司が食えない私は、めげずにオムレツを制作。 しかし、日本人は寿司が大好きだという説どおり、 みんな基本的に寿司を食べていた。 そんなわけで今日の夕飯は寿司だった。 私はオムレツでお腹一杯である。 そういえば私が大学に合格したときも、 夕飯が寿司だったな。 大学に合格したあの夜、一人で納豆ご飯食べたっけ。 やりやがったな日本人。 備考:私の実の妹が一番好きなクイズ番組は、意外にも 「パネルクイズアタック25」(テレビ朝日)だそうだ。 |