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予定前日の元気
2002年05月07日(火)

急に気温が下がった。
そのせいか頭痛は来なかったが、この急激な気温変化に
体調を崩さないかが不安だ。

目覚まし時計をセットしてもいないのに、朝7時に目が醒める。
気味が悪いほどの健康生活的時間帯に驚く。
夕べは早く寝たわけではない。
ネットでいろいろと調べ物をしたり、
妹が部屋に入ってきて「BACK-UPやるから絶対見ろ」と騒いだり、
(注・BACK-UP……フジテレビの深夜番組の一つ。
 おすぎとピーコのトークの合間に、これから知名度を上げたい
 若手お笑い芸人やミュージシャンなどのパフォーマンスが流れる。
 オカマ兄弟の喋りとマイナーな人々の努力で成り立つ、
 全体として怪しいエンターテインメント番組。)
結局「ネットで調べ物をするかたわら
オカマのトークを小耳に挟む」、そんな一夜だった。

なのに今日は早く目覚め、頭痛も無い。
調べ物をしたり明日の準備をしたりと、いくぶんアクティブだった。
そう……明日は、忙しい。
午前は都内某所で就職活動、午後は都内某所で就職活動の用事。
丸一日都内だ。昼飯を食うのもきっと都内。

はー、会社といえば都内か。
カッコつけやがってこのやろう(意図のない威嚇)。
ともかく、予定が入ったことで元気になったらしい。
基本的に弱い体質だが、近年はここぞという時は絶対体調を崩さない。
だから予定が終った時が怖い。

最近、本を読もうという気持ちが膨れあがっている。
そのせいで体調さえも悪い気がする。
読みたい、という欲求が膨れあがっているのなら読めばいいのだが、
読もうという意志だけが肥大して、
読みたいとは決して思わない。
なぜなんだこの矛盾する感情。このもどかしい気持ち。
もし私が昔のギリシャあたりの詩人だったら、
この想いを歌にしてハープで奏でるに違いない。
そして、太陽の神アポロンに向かって
岩の上から海風に乗せて夜通し歌を歌うだろう。

そのくらいわけがわからなくなったので、
なんでもいいやと一冊読むことにした。
マイ・ベストセラー、「お父さんは心配性」。
久々に手に取った。
正確には本ではなく漫画で、岡田あーみん著の古い作品であるが
これは多分ある意味で名作である。
正統派少女漫画雑誌である(少なくとも当時は)りぼん誌上で、
この連載を数年間にあたり続けた氏の功績は偉大であった。
そうだ、好きな本を聞かれたら、今度からこれを答えようかな。
……とまで思ったのだが、10ページくらいで読むのをやめてしまった。
なぜこんなに、「読む」ことが苦手なんだろう。

映画や本から知識を吸収しないと、そのうち人としてネタが尽きるだろう。
と、10年も前から気が付いてはいる。
ある意味これは拒食症だろうか。
教養不足なんだから、いくらでも吸収すればいいのに
なぜだか上手くいかない。本当になぜなんだ。
だいたい多くの「すごい人」は、色々なことを吸収できる人だ。
多くを吸収しながら、センスを磨いたりするのだろう。

自発的に学ぶ習慣の大切さを今頃になって痛感。
今からでも、どうにかそういう癖を身につけたいものだ。