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重々言語
2002年02月05日(火)

今日は学校の広報にまつわる打ち合わせ。
……と思っていたら、話が予想以上にでかかったらしく、
いろいろ偉い人に挨拶に行くことになった。
もっときっちりした身なりで来るんだった。
「失礼します」といって部屋に入るところを、
「しつれしゃーす」と、男子校の週番みたいな言い方になってしまう。

そういえば最近気が付いた。私のように
偉い人と話す時と友達と話す時の口調に
それほど差がないのは珍しいことのようだ。
偉い人にも容赦しないし、友達にもわりと敬語を使う。
思い起こせば中学二年の時、友達に
「やあー、はやさんじゃないか!」と声をかけられ、
「いかにも!」と答えていたっけ。
13歳女子のわりに相当いぶし銀だった気がする。

よく子供の作文で話し言葉をそのまま
書いてしまっているものがあるが、私はその逆だ。
時々、明らかに書き言葉で喋っている。
無意識に「しかしながら」「せねばならぬ」等、
どこかの預言書のような言葉遣いで喋ってしまう。
面白さをねらって言う時もあるが、別にそうでない時もある。
重々しい言葉遣いながら、けたたましくしゃべくる。
自分のようなタイプのお喋りは結構珍しい気もする。
お喋りといえば小学生の頃、『東の明石屋さんま』的な同級生が居たっけ。
どうしてるかな。会いたくはないがどうなったのか気になる。
遠巻きに見かけてみたい、といった程度である。

常に面白さをねらっているわけではないが、
全体的に風変わりであろうと心がけてきたことは事実である。
今までどんな環境に居ても、ヘンな奴扱いされてきた。
そして今は、それも悪くないなぁと思う。
しかし今日は珍しく他学部の人と喋って、
うちの学科には変わり者が多い、という偏見を持たせてしまった。
いやはやなんとも、私を学科の代表にするのはある意味間違いである。