今日は遠出をした。 学校に行き、ゼミ。その後多摩まで行く。 美術館で行われた、コンクリートアートの講義に参加。 コンクリートアートとは、具体美術のこと。 そこに存在する人や物は具体的だが、 絵に描かれた人や物は、具体的ではない。 絵の中で具体的なものは、点や線や図形のみ。 そういう意味での具体的なもの――つまり、 点や線や図形を構成して作るアートのことだという。 予備知識ゼロで行ったが、なかなか面白かった。 さまざまなポスターを見る。 私はレイアウト音痴なので人一倍勉強しなくては、と思う。 (そういえば昨日もそれで本を買ったっけ。) 歌が音痴だという人も訓練をすればある程度治るように、 レイアウト音痴も訓練をすれば改善できると信じる。 帰りに、おぉっ!という光景を見た。 パルテノン大通りとかいう多摩センター駅前の メインストリートが、イルミネーションで輝いていたのだ。 クリスマスツリーを筆頭に、植え込みやら 動物の形にカットされた植物?やら、 全部がきらきらしている。 「電気のムダやねん」とぼやく自分も何人かいたが、 たいていは「おぉ!」と詠嘆していた。 振り向いて眺めると、光る植え込みが 遠近法のように続いて、その途中にクリスマスツリー。 それなりの壮観。 プロっぽい機材を持った人が写真を撮っている。 その傍らで、親子連れがシャッターを押し… 「あれっ?」「どうしたの」「おかしいなぁ」 ……シャッターを、押しそびれていた。 今日見かけた人の中で、一番面白かった。 もう一度見ようと思って振り向く。 そのくらいのクリスマスツリーを背に歩いた。 帰りはモノレールで帰る。 本日、総移動距離200km。 多摩って不思議に豪華な街だ。 ベネッセと遊園地の間に美術館があるとは。 そしてたった今気付いたこと。 明日から、12月なんだ。 |