Deckard's Movie Diary
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| 2008年02月21日(木) |
エリザベス:ゴールデン・エイジ |
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 素晴らしかったですね。『エリザベス』から9年、満を持しての続編ですが、全体的に危くあやふやな雰囲気が纏わりついていた前作が単なるプロローグだったとしか思えないほど堂々たる続編になっています。とにかく、スクリーンが溢れてくる全てが一級品の出来映えです。ケイト・ブランシェットを筆頭に個性豊かで達者な演技人、堂々たる演出、無駄の無い脚本、光と影の扱いも見事な撮影、眩いばかりの美術、絢爛たる衣装、魅惑的なメイク、大袈裟でありながら均衡を保っている音楽、その全てが映画という総合芸術が到達する最高峰の仕上がりと言っていいでしょう。後半のエリザベスの心理描写が物足りなく最後の最後に盛り上がりに欠けますが、そんなコトはどーでもいいです(いいのかよ・・・( ̄。 ̄ )ボソ…)。何故なら『エリザベス:ゴールデン・エイジ』は観ている間は“映画”という別世界に間違いなく行ける作品だからです。至福の2時間。映画ってこういうモノでしょ!
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