Deckard's Movie Diary
index|past|will
| 2007年11月14日(水) |
onceダブリンの街かどで クワイエットルームへようこそ 僕のピアノコンチェルト |
実に心温まる音楽映画でした。ぶっちゃけ、こんなに素晴らしいミュージシャンがストリート・ミュージシャンってことはあり得ませんけどね(苦笑)。だって、『ザ・コミットメンツ』にも出ていた主演のグレン・ハザードはザ・フレイムスのフロントマンですし、相手役のマルケタ・イルグロヴァはチェコのシンガーソングライターですから!\(^-^\) (/^-^)/ソレハコッチニオイトイテ…この映画は“音楽”が産む全ての事柄、夢、感動、共感、挫折等・・・“音楽”が持つマジックを優しい眼差しで描いた秀作です。とにかく、グレン・ハザードの歌声は間違いなく感動的です!
オイラの個人的な偏見だとは思いますが、精神を患う病って贅沢病だと思っている部分があります。だって、明日の糧を心配しなくちゃいけない輩にとっては病んでいる暇なんてありません。貧乏暇なしで働かないといけませんから!ぶっちゃけ、最後まで相手に甘えているのがウザイです。自立しろ!ってんだ。まぁ、恵まれながら病んでいる多くの現代人にはウケルのかもしれませんが、オイラには単なる甘チャン映画にしか思えませんでした。大竹しのぶ、蒼井ゆうは相変わらず達者ですが、主演の内田有紀は普通でした。少なくとも主演を張るのですから、あの程度は当たり前だと思います。っつーか、汚れ役はどちらかというと演じ易いと考えていますよ。逆に難しいのはお嬢様役です。話しが逸れてしまいました(苦笑)。
メチャクチャ評判が良いので観てきました。ピアノの天才の音楽映画かと思っていたら全く違っていました。はっきり言わせていただきますが、この映画って面白いですか?オイラには“感動”なんて言葉からほど遠い作品でした(映画の内容とは関係ないところで主人公を演じるテオ・ゲオルギューのピアノには感嘆しますが・・・)。ぶっちゃけ、神童君が神童力(そんな言葉あるんかい!)を発揮しまくって、身内は幸せ!幸せ!って、なんなんだこの映画は!確かに、実際にこういうストーリーがあっても不思議ではないかもしれません。そりゃ、天才なんですから何でも出来るでしょう。でもね、本当にそうなんですかね?これはオイラの勝手な思い込みですが、天才ってそんなに器用だとは思えないんですよ。そう思うオイラにとって、この映画の主人公は天才というより秀才ですね。秀才ってのは、何でも人並み以上にこなしてしまい、おいそれと失敗なんかしません。そんな奴の話なんて観たいですか?何をやっても思い通り、汗水垂らしてまともに働く人がバカみたいです。まぁ、選民なんですから当然なんでしょうけどね。現代のファンタジーと言うのならそれでも良いですが、だとすれば「つまらんファンタジーだなぁ・・・」としか言いようがありませんね。“彼の奏でる音楽は♪みんなをしあわせにする。”というキャッチコピーですが、幸せにするのはアッパークラスの身内だけ!人生ってそんなに甘くないと思いますよ。どうなんすか?ひがみっぽい自分が嫌になります(苦笑)。
|