Deckard's Movie Diary
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2007年10月23日(火)  インベージョン グッド・シェパード

『インベージョン』は『es』『ヒトラー最後の12日間』のオリバー・ヒルシュビーゲル監督の新作です。SFホラーの名作『盗まれた街』は過去に4度映画化されているそうです。個人的に知っているのは2本で、初の映画化作品になるドン・シーゲルの傑作『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』と、一番有名な2作目フィリップ・カウフマンの『SF/ボディ・スナッチャー』です。3作目は未見のアベル・フェラーラの『ボディ・スナッチャー』。で、本作が4度目の映画化でオリバー・ヒルシュビーゲル監督作品だったので少しは期待していたのですが・・・軽かったっすねぇ!悪くはないですが、想像していたより随分と軽かったっすねぇ!ちょっと拍子抜けでした。まぁ、今回が一番“辻褄”と言うか“てにおは”と言うか自然なんですけど、一番面白くないような気がします。侵略されていく前半はいいんですけど、後半はなんかねぇ・・・母と子とか、眠っちゃいけないとか、そっちにばかり気をとられて恐怖は全然感じられません。それってダメでしょ!っつーか、自分のイイ人だけ脚を撃って、他のどーでもイイ人は無差別に殺しちゃうってどーなの?大笑いですよ。オリバー・ヒルシュビーゲルという人は生真面目なんでしょうね。やっぱドイツ人なのかなぁ・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…もうちょっと遊びが欲しいですね。



『ブロンクス物語』以来のデ・ニーロ監督作。元々はスコセッシ監督で映画化が進んでいたそうですが、デ・ニーロにお鉢が回ってきたそうです。3時間近くもあり真摯な姿勢の力作ですが・・・個人的にはどうにも盛り上がりませんでした。地味で長い小説を読んでいる感じです。悪い映画だとは思いませんが、映画として完成度が高いとも思いません。やはり、経験のある監督に演出していただきたかったですねぇ。アンジェリーナ・ジョリーの役なんてメチャクチャ中途半端ですし、マット・デイモンの性格がいまいち分かりません。また、その息子の行動もなんだかなぁ・・・です。この映画は行間を読まないといけないんでしょうけど、ちょっとなぁ・・・。オイラはダメでした。全編に渡って一本調子で映画としての魅力に欠けるのが致命的でした。ただ、そんな感じの映画ですから、DVD鑑賞をするには相当辛い気もしますし、まぁ、観ておいて良かったかな(苦笑)。


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